2018.12.23 八ヶ岳アイストレ

山行報告書

山行名 (山域名) 八ヶ岳西面
期間 2018年12月23日 (日帰り)
参加人数 2名
・行動記録   ( 凡例: 車===、徒歩—、登攀~~~、電車+++ 、滑走→→ )

12/22(土)岡崎発(2000)===前泊(2330)

 12/23(日)美濃戸山荘PKG(0430)— 赤岳鉱泉(0600)— 三叉峰取り付き(830) — 敗退(0930) — 行者小屋(1040) — 南沢大滝(1200,1430) — 美濃戸山荘PKG(1600) === もみの木(1630,1730) ===岡崎着(2100)<解散>

・日誌

0400に起床。天気晴れ。昨年比べて人が多く。稲垣さんは車中泊。隣の住人のいびきがひどく、ほとんど眠れず。下のフリースペースで食事と身支度を整え、美濃戸山荘PKGへ。たくさんの車が駐車してあったが、何とか駐車スペースを見つける。この時点でほとんど雪はない。ただ、駐車係のおばちゃんが「南沢大滝は凍っている」と小耳に挟んだので、上に行けば何とかなると思い出発。アプローチは凍っていて雪は少ない。赤岳鉱泉に到着するとたくさんの人で賑わう。テント村もできていた。鉱泉名物のアイスキャンディーもそこそこのできであった。稲垣さんはアウターを忘れたことに気づき、ショックを受ける。

10程度行者小屋に向かって歩くと木橋があり入渓。トレースが付いていて、かなりのパーティーが入っているのが想像できた。ガスがかかっていたが、ときより西面の岩稜帯が見え、テンションが上がる。石尊稜との分岐で後続パーティーにルートを教えてもらって、取り付きへ。すでに2パーティーが取り付いており、ガスで見えないが、その上にもいるような気配。先行パーティーが細くつながっている氷柱下部を割ってしまい、グレードが上がる。30分ぐらい待ってようやく登ろうとすると上の部分から氷柱が割れてしまう。怪我はなかったが、上に上がることができずに敗退。後続パーティーに申し訳ないことをしてしまった。時間もあったので、どこかの沢へ行こうと思い、先刻小耳に挟んだ言葉を思い出し、帰り道の途中にある南沢大滝へ行っていることなる。睡眠不足と空腹で取り付きまでかなり時間がかかる。

氷結状態が心配だったが、南沢大滝の状態はベターで。下からつなげると35mぐらいであろうか。かなりの数のパーティーが取り付いていたが、時間を見図って真ん中の凹角部分を登る。気温が上がっていたので、濡れ濡れとなったが楽しく登れた。結局体がへろへろになったので、その1本で終了。帰路についた。

・感想

 天気は晴れたり曇ったり雨が降ったりと変天気であったが、アイスには全く問題なし。暖冬で心配だったが、氷結も問題ないように感じた。赤岳鉱泉付近はそこそこ雪もあった。これは提案であるが、今年雪不足で中止となった冬合宿も、時期をずらしてやれば、鉱泉BCでやれるような気がした。アイスはもちろん、岩稜登攀、ピークハント、滑落停止訓練、アイゼンワーク…。すべて賄える山だと思う。ただ、時期がクリスマスシーズンなので、参加者が限られるか。南沢大滝は予定外であったが、今までの行った中で一番よい状態であった。地元のアイスクライマーから、「南沢大滝は上流部で水量調節をしてその年の氷の状態が決まる」と話を聞いた。このアイスは、自然でできたものではないことが分かりショック!それにしても来週末の本チャンに向けたよいトレーニングとなった。体力不足が心。お正月に戻れるか…。

岡崎にも早く帰ることができました。稲垣さん、ありがとうございました。

参加者氏名 稲垣(CL)米澤(SL)
報告 米澤

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