黄蓮谷左俣アイスクライミング

山行報告書

山行名 (山域名) 黄蓮谷左俣アイスクライミング
期間 2018年12月30日~31日 (前夜泊あり)
参加人数 3名(内一名は会員外)
・行動記録   ( 凡例: 車===、徒歩—、登攀~~~、電車+++ 、滑走→→ )

12/29(土) 米澤邸(1800) === 竹宇駒ヶ岳神社(2100)

12/30(日)竹宇駒ヶ岳神社(0400) — 五丈沢(0930) — 六丈沢下降点(1000) — 坊主の滝上部(1100) — 左俣取付(1200)— 登攀終了(1600)

12/31(月)登攀開始(0800) — 大滝(0930) —  登攀終了(1330)— 8合目(1530)‐‐‐竹宇駒ヶ岳神社(2200) == 米澤邸(0300)<解散>

・日誌

29日

 竹宇駒ヶ岳神社で田代さんと合流し、一杯飲んで寝る。

30日

 4時に出発、順調に歩みを進め五丈目に到着する。ここで他のクライマーから六丈沢のほうが下降しやすいとの情報を得る。六丈沢を下降し坊主の滝直上に到着したのは11時頃であった。黄蓮谷左俣の前半は滑滝ばかりということもあり、この日のうちにできるだけ詰めようということで登攀を始める。そして、16時頃、「大滝Ⅴ-」と思われる滝の手前でテントを設営し、この日の行動を終了する。

31日

 ちょっと寝過ごし8時に行動開始 天候は晴れ、無風、-15度と恵まれたコンデションであった。まず、「大滝Ⅴ-」と思われる滝を登る。思いのほか簡単で、余裕じゃん?と思ってしますが、これは大いなる勘違いであった。勘違いしていた滝を越えると、本物の「大滝Ⅴ-」が現れる。この滝はかなり手強く、高村がトップを務めるも、長い行程ときつい傾斜と思い荷物に苦しみ、スクリューを打つたびに各駅停車となる。なんとか核心部を越えるも50mロープとスクリューが尽きピッチを切る。この時点で高村HPは残り僅かであったため、後半は傾斜が緩かったがトップを田代さんと交代する。 

 なんとか「大滝Ⅴ-」を越えるも、次にラスボスである「最後の滝Ⅳ+が出現、米澤さんがトップを務める。しかし、3つ目のプロテクションをとるところでアックステンションをかけていたところ、アックスが外れてフォールしてしまう。きちんとビレイしていたので大事には至らなかったが、こっこう落下係数が大きく痛恨の一撃となった。高村に続き米澤さんのHPもギリギリとなってしまったため、ここまたトップを田代さんと交代する。すると、田代さんは会心の一撃を繰り出し、みごと「最後の滝Ⅳ+」を攻略する。

 その後は黄蓮谷左俣上部をつめ、15時30分頃に8合目の稜線に出る。そこからは一般登山道を下り、22時頃の下山となる。

・感想

 テント泊装備を背負ってでの登攀はやはり大変であったが、その中でパーティー3人がそれぞれ助け合ってビッグルートを成功させることができた。この経験値を得たことで、3人それぞれレベルアップできたと思う。

参加者氏名 高村、米澤、田代
報告 高村一生

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