’19年1月12日 涸沢岳西尾根から奥穂へ

成人式の3連休を狙って、N田さんの提案で奥穂へ登ってきました。

結果から言うと、大勢の登山者でトレースばっちり、天候は晴天無風で、あっけないくらいに登頂に成功しました。

金曜の夜に出発し、新穂高近くの道の駅で仮眠。新穂高温泉の登山者用駐車場に車を止めて出発。が、間違えて笠方面に行って30分のロス。

雪は少ないが急登が続く

林道で白出沢まで行くと直後に取付。ワカンは要らなさそうなのでここにデポ。アイゼンを履き、樹林帯の急登を延々と登る。積雪は少なく、トレースがしっかりあって、かつ10人以上の先行者もいて、こちらはただトレースの上を歩くだけ。

午後2時、予定していた2400mまで行ってないが、N田さんが寝不足でキツそうだったのと、この先行者の数ではテン場が混んでいるだろうから、2200m地点で平らな場所にテントを張った。
U田くんが担いできた鍋を作って食べる。やけに荷物が多かったが、肉と魚をトレーに入ったまま担いできたようだ。食べ切れないくらい頂いて、寝不足もあったので6時に就寝した。

 

蒲田富士へ

2日目は4時起床の6時出発。途中ルート沿いにテントがあちこちと張ってある。10パーティくらい入山しているようだ。
途中、テン場予定の2400m台地を見たが、10m四方の平らな場所があり、確かにテン場としてはいい所だった。
そのまま樹林帯を抜け稜線伝いに登っていくと蒲田富士が見えてきて難所のルンゼが見える。フィックスがあったので使わせて頂く。雪は硬すぎず、ステップもあるので楽勝。樹林帯から上は強風だと聞いていたが、風はほとんどなかった。正面には滝谷の岩壁があってすごい迫力だった。

次は右へ曲って涸沢岳の山頂へ登る。急なルンゼをピッケルを刺し刺し登る。岩場を少し迂回して山頂へ。眼下に穂高岳山荘の屋根が見える。2パーティほどが抜いていった。

穂高山荘からアタック
奥穂山頂から…

夏道沿いに下り、穂高岳山荘前で休憩。風がなく、日射しもあって暖かい。他のパーティもここで休憩し、奥穂に登る準備をしている。
鉄の梯子を登り、たぶん夏道通りに登って奥穂山頂に到着。狭い山頂で登頂を喜びあう。どちらを見てもすばらしい展望。北には槍が、東には笠が、見下ろせば大正池がくっきり見える。風がないので山頂でも寒さは感じない。

小屋に下り、再度休憩。12時に小屋前を出て涸沢岳に登り返す。我々が最後尾らしい。もう後ろには誰もいない。
時間には余裕があるので、転ばないよう慎重に進む。私の前でN田さんが転んだときは焦ったが、何ともなかったようだ。樹林帯まで降り、もう30分ほど下ってTSに戻った。ちょうど午後3時だった。

残った酒で祝杯を上げ、私が担いできたシチューで夕食を取る。昨日10時間も寝たのに、この日も6時半には眠ってしまった。

 

3日目は降りるだけなので6時まで寝ていた。朝食を取って8時半に出発。2時間ほどで取付まで降りてデポを回収。林道を下って駐車場に下山した。

 

 

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