積雪期登山基礎研修会

何のことやら?と思う方ばかりと存じますが、報告してくださいとのことでしたので報告いたします。

2/7〜2/9富山県立山の国立登山研修所にて積雪期登山基礎研修会に参加しました。
8名の犠牲者を出した那須雪崩事故を受け、昨年から始まった研修会で、開催されるのは今年で2回目です。

研修目的は、”雪に親しむをコンセプトに、気象学と雪氷学の観点から雪について学び、雪上での歩行技術や生活技術、危急時対策を中心に積雪期登山に必要な基礎の修得を目指す” です。

腰まで埋もれ雪と親しむ先頭のわたくし

応募資格は以下となります。定員30名でしたが、実際35名での研修でした。
①野外活動や山岳部等で指導する小中高の教職員等(7名)
②大学の登山活動を行うクラブ・サークルの監督・コーチ・顧問(3名)
③都道府県・市町村の地域・職域における登山指導者(3名)
④都道府県山岳連盟等で指導的立場にある者(7名)
⑤登山ショップの店員、登山教室等の企画や指導に関わる者(5名)
⑥大学の登山活動を行うクラブやサークルで活動している者(3名)
⑦山岳遭難救助組織に所属する者(7人)

私は指導的立場にありませんので、もぐり込んだ形です。愛知県からはもう一名、豊川山岳会の女性が参加されていました。
好日山荘や石井スポーツの店員さんや、航空自衛隊、消防・警察の方もいらっしゃいましたし、京都大学探検部の方や九州大学のワンゲルの方、日本山岳会の方など、皆さんのお話を聞くのも楽しかったです。
ちなみに1回目の昨年は、学校の先生が大勢参加されていたようです。

ガッシャー持ってる人が多かったです

気象学と雪氷学とあるように、その道のプロであるヤマテンの猪熊先生と、ブラタモリにも出演したことがある氷河のスペシャリスト飯田先生の講義があり、ミーハーなのでテンションあがりました。冬の気象と雪氷について深く学ぶことができました。

飯田先生の講義

また、実技講師の先生方も有名なプロガイドの方々ばかりで、ミーハーなので超テンションあがりました。7名づつ5班に分かれ、各班には2名の講師の先生がつきます。テントにて山中一泊する班別行動を通して実技を学びました。
大量降雪でラッセル訓練な感じだったのですが、ラッセルでの体の動かし方やストックワーク、ライン取り、パッキング、効率的なテント設営、海外登山の話などなど、スゴい人と登るとそれだけでとても勉強になります。
特にRhythm Works 旭先生のラッセル技術はスゴイです!! 何も伝わらないと思いますが。
JAGUの山下先生は大ベテランなのでお話がとても面白かったです。何も伝わらないと思いますが。
歩行技術も生活技術もまだまだ至らないことだらけだなと痛感しました。失礼ながら会の雪訓でそんな事感じませんので、外の風を感じる機会は貴重だなと思いました。とても良い経験をさせていただきました。あっという間の2泊3日でした。

弱層の観察 山下先生と旭先生

国立登山研修所はとても良い施設でした。ごはんも美味しかったです。ミーハーなので宿泊できて嬉しかったです。

詳しい話を聞きたいという現金な方は直接声をかけてください。

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