2021_0410 中ア・三ノ沢岳、檜尾岳

  • 日時‥‥2021年 4月10、11日
  • 山域‥‥中央アルプス
  • 参加者‥‥3名 <T田、I川、Y本(ページ最後に掲載します)>

日程

4/10(土)‥‥‥岡崎市民病院P(0400) === 岡崎IC === 駒ヶ根IC(0550) === 菅の台P(0600,0710)<始発バスを待つ> === しらび平駅(0800) +++ 千畳敷駅(0815,0825) — 極楽平(0910,0915)<荷物をデポ> — 三ノ沢分岐(0920) — 三ノ沢岳(1100,1110) — デポ地点(1235) — 濁沢大峰(????) — 檜尾岳(1600) — 檜尾岳避難小屋(1615)<泊>
4/11(日)‥‥‥避難小屋(0400,0550) — 濁沢大峰(0715) — 極楽平(0845) — 千畳敷駅(0920,1000) +++ けやき平駅(1015) === 菅の台P(1100) === こまくさの湯(1110,1200) === 光前寺(1220,1240) === 駒ヶ根IC(1300) === 屏風山PA(1400,1430)<食事> === 岡崎IC(1510) == 岡崎市民病院P(1520)<解散>

日誌

千畳敷から見上げる

ーー 1日目 ーー
 自分で白山の計画を募集していたのだが、応募が来ず、急遽Tさんの山行に参加することとなった。急に決ったので準備が大変だったが、久しぶりに土日の天気が良さそうだったので、この機会を逃してはならないと思ったが、行ってみたら快晴無風の最高のコンディションだった。
 朝4時に岡崎市民病院に集合して出発。駒ヶ根なら2時間半もあれば着くのにずいぶん早く出るんだな、と思ったが、菅の台の駐車場に着いて納得。既にバス停にザックが並んでいた。準備をして車内で切符の販売を待つ。Tさんが年パスを忘れて2000円ほど損をする。Iさんの年パスのおかげで私も2割引でチケットを購入できた。
 バス待ちの列に並び、出発を待つ。自分たちが乗り込む時は後ろ三分の一くらいは臨時便に回されたようだ。たぶん6時半くらいに着いても臨時便には乗れたと思う。確か30名で切られたと記憶している。
 しらび平駅からロープウェイで千畳敷に上がる。駅を出ると真っ青な空。風もない。最高の天気で気分が上がる。ただ、主稜線に上がる急登が目の前に見えてちょっと不安にもなる。他の人はほどんど乗越浄土方面に行き、駅から左手の極楽平方向に向かうのは我々だけのようだ。
 いきなりの急登で息が上がる。30分で稜線に上がれるはずなので必死に歩く。表面は柔らかく、その下は固くてアイゼンはよく刺さるが、キックでつま先が入るほど柔らかくはない。最後の50mはかなりの急登なのでジグザグに歩き、最後はダガーポジションで稜線に出る。駅を振りかえり、眺めはいいのだが、帰りはここを下るのかと思うとぞっとする。

三ノ沢岳へ向う

 分岐の方向へ少し進み、荷物を少しデポする。Iさんはちゃっかりサブザックに切り替えていた。三ノ沢岳までコースタイムで往復4時間。これだけピストンするのだから、サブザックを用意しておくべきだった。風の当たらない箇所を探して余分な水、ビールなどをデポした。
 最初に両側が落ちている細い尾根があったが、後は夏道通りの危なくはない道を登り、三ノ沢岳に登頂した。景色を堪能して分岐に戻る。この時間になると、スキーヤーがたくさん登ってきており、極楽平と三ノ沢の間の谷に降りたであろうスキーヤーが登り返していた。
 デポを回収し、極楽平まで戻ると、千畳敷に向ってドロップしようとしている人たちが、明らかにドロップを躊躇している。そりゃこの角度を滑って降りるのは怖かろうな、と思った。とはいえ、明日は我々もここを歩いて降りないと帰れないのだが…。
 檜尾岳まではまだまだ長い。見通しのきく所で行く先を見ると、夏道が見えており、雪があまり付いてなさそうだったのでアイゼンを外して歩く。時折、夏道が斜めに雪で埋もれている箇所があり少し緊張する。Tさんが、一度足元が崩れてひやりとした。私も一度、穴にはまったが、時期的にもっとシュルンドやデブリがあってもおかしくないんじゃないかと思ったが、あまりそれらが見当らなかった。

檜尾岳だからピノキオだね

 途中、きつい下りで雪がある所ではアイゼンを着け直し、なんとか檜尾岳に到着。山頂には名前とかけたピノキオの鉄板が道標にかけてあった。山頂から避難小屋が見えるが、結構きつい下りになっている。私とTさんはアイゼンを着けるがIさんは平気でそのままアイゼンなしで下っていった。ちょうとその時、小屋に到着した桧尾方向から来たパーティが見えた。
 小屋に着き、中に入ってそのパーティに挨拶し、3名である事が分かった。あまり広くはない小屋だが、6名なら十分余裕がある。中にマットやシュラフも置いてあり、小屋の真横にトイレが併設されている。早速、雪を解かしながら夕食の準備。Iさんが鍋と焼き肉に加えてご飯も炊いてくれて食べきれないほどだった。
 食事後はすぐにシュラフに入った。寒くなかったし、床が平らで隣とも離れているので快適に眠ることができた。

千畳敷を見下ろす恐怖

ーー 2日目 ーー
 朝4時にTさんに起こされる。昨日残ってしまった鍋に具材を追加し朝食とする。片付けをして掃除をしてから出発。
 外に出るとさすがに寒いが、天気は昨日と同じように快晴無風。今日はかなり短かい行程なので気は楽なのだが、アップダウンの繰り返しで疲れる。ゆっくり歩いても息が切れるが、Iさんは汗ひとつかいてない。
 極楽平に到着。まだ時間が早いので稜線上には誰もいない。千畳敷を見下ろすと、2パーティが50mほど下を登ってきていた。アイゼンを装着して、気合を入れなおす。少しでも傾斜の緩い箇所を狙うのだが、それでも判断に悩む。Iさんはほぼまっすぐ駅に向ってすたすたと降りていく。Tさんと私は、ルートを慎重に選び、足運びも慎重に進む。ある程度下り、登ってきた人のステップが安心して使えるくらいになると、やっと自分も恐怖から開放された。
 無事に下まで到着し、千畳敷駅でしばし休憩を取る。ロープウェイ、バスで菅の台まで帰り、すぐ近くの温泉に行き汗を流す。Tさんが高遠の桜を見に行きたいと言っていたのだが、すぐ近くの光前寺も桜の名所らしいというので行ってみたらすごい人出で、確かにしだれ桜が見事だった。一通り見学してから高速に乗り、屏風山PAの食堂で遅めの昼食にし、3時過ぎに岡崎に帰着した。


【軌跡について】
赤の線が1日目、オレンジが2日目です。
1日目は昼ごろに携帯の電池が切れてしまい、ログが取れませんでした。往路とほぼ同じ所を歩きました。



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