山行報告

三伏沢でのんびりする(塩見岳組)

7月16〜18日の17日の報告です。幕営地(塩見沢出合より700m程下流)(7:30)―塩見沢出合(7:50)―塩見岳(12:50)―塩見小屋(14:00)―五右衛門沢(14:20)―五右衛門沢出合(16:25)―幕営地(17:15)

メンバー:8人中4人がアタック(K田・N澤・B野・N田)

前夜皆が久しぶりの歩荷でとても疲れ、翌日の行程に消極的になっていました。私自身も疲労困憊で歩けれるか心配で、のんびり過ごそうかとも思いました。しかし「塩見沢の上部がどうなってるか気になるんだよねぇ」て気持ちにKちゃんが賛同してくれ、Kzちゃんも自身が足を引っ張らないかと心配しながらも気持ちを切り替えてくれました。酔い潰れていたBちんも早起きして朝食を作ってくれていました。少しずつ皆の気持ちが同じ方向に進む事がとても嬉しかったです。

塩見沢上部・沢の分岐で方角を全員で確認する

1日目に重い荷物で苦労して下ってきた三伏沢も軽量だとかなり楽に登れました。塩見沢出合から幕営地まで1時間掛かった下りを20分で登ったのですから(笑)歩荷って大変ですね・・・

さて塩見沢に入ると倒木は多いが明るくてゴーロ地帯は歩き易かったです。ただ濡れた茶色のコケがとても良く滑りました。とにかく登る度に「そびえ立つ塩見岳に向かって登り詰めている」という感覚が一同興奮し、当初リミットを設けて撤退も予定しましたが、全員が何が何でも登り切りたい気持ちになりました。

奥に塩見岳がそびえています

2550m位から急登になり、フリーで登れるものの1段ずつを越えるのも大変になってきました。ガレて高巻きにも大変な箇所があり、1箇所ロープを出しスリングで簡易ハーネスを作り安全確保をしました。

ほとんどフリーで登れるが、崩れるほどの浮石もあり注意しながら遡上しました

2650m辺りで一番大きな滝が出ましたが、そこは右から巻きました。実はそこが今回の一番のキーポイントでその選択のお陰でちゃんと谷を詰めることに成功しました。

ガレからハイマツ帯に進路変更です。かなりの急登でした

その後水も枯れてガレが酷くなり2900m辺りで進路を東に変えてハイマツ帯に入る事にしました。ハイマツ帯の歩行はとても大変で初体験のBちんはとても嫌そうで萎えていましたが、2年前の兎岳を思うと私は謎に気分が上がりました。頭上の岩(塩見岳頂上)に人が見えた時はとにかく嬉しく、北俣尾根に乗ると蝙蝠岳に続く稜線や富士山が望め一同とても感動しました。

一般登山道に合流すると目の前には北岳間ノ岳、奥には甲斐駒ケ岳、仙丈岳から続く仙塩尾根が立体地図の様に眼下に広がり、振り返ると登りつめてきた塩見沢、その麓には仲間が待っているかと思うととても嬉しく、何とも言えない幸せな気分になりました。

塩見岳頂上・後ろに続く稜線の麓には仲間が待っている♪

塩見岳頂上までは計画通り5時間程でした。しかし出発が遅かった為に下山時に暗くなる可能性があり、塩見小屋で休憩後は急いで五右衛門沢で下りました。こちらの沢は上部に倒木が多かったですが傾斜は緩く歩きやすかったです。2箇所高めの滝は簡単に巻く事が出来て思った以上に早く降る事が出来ました。計画書の時間通りに幕営地に戻ったら、のんびり組の仲間たちが夕飯の準備をしていてくれて「おかえり〜」って迎え入れてくれて、本当に本当に嬉しかったです。

青い家に帰ります。温かな気持ちになりました。

参考にしていた山行の活動時間と比べると良いペースで歩けれたなあと感じます。そして少ない記録の中には「塩見沢を詰める」に沿ったものはありませんでしたが、仲間の意見と沢の本を参考にとにかく沢を詰める事を心掛けました。それらの成果が得られたのは一緒にアタックしてくれた仲間のお陰であり、疲れ果てた私達を待っていてくれる仲間も居てくれた事が、今までにない山行の経験で言葉では表現出来ない程の感謝と感激で一杯の山行になりました。

それぞれがそれぞれの楽しみ方で過ごせれた様で、この計画を立てて無事実行できた事を嬉しく思うと同時に誇りに思います。計画書通りに活動する事がベストな事ではあるでしょう。しかし体や心がいつもそれに沿える訳では無く、それを踏まえた上で、全員が無理なく安全に活動出来る様に切り替える。足りない部分は余っている人が補う。そんな当たり前だけど気付かずに過ぎてしまう事が、何となく再認識出来たと思えます。アドバイスをくださった方、参加してくださった方、言うて至らない点は沢山あったかと思いますが助けてくれて本当にありがとうございました!また今後もお願いします。CL Mぐっち

帰路で塩見岳と皆♪KちゃんK大将KzちゃんBちんSやんAっつあんFさん

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