211007-10_飯豊連峰縦走

  • 山行名:飯豊山
  • 山域:山形、福島
  • 期間:2021年10月7日~10日
  • 参加者:N島(CL)、T田(報告)

【行動記録】

10月7日

T田宅(8:00)=天狗平ロッジ(15:40)

10月8日

天狗平ロッジ(5:10)ー地神北峰(9:05)ー門内小屋(10:10,10:45)ー北股岳(11:40)ー梅花皮小屋(12:00)

10月9日

梅花皮小屋(5:00)ー烏帽子岳(6:10)ー御西小屋(8:20,8:30)ー大日岳(9:40,9:55)ー飯豊山(12:20)ー本山小屋(12:35)

10月10日

本山小屋(6:10)ー切合小屋(7:00)ー三国小屋(8:10,8:40)ー御沢登山口(11:20)

【日誌】

10月7日(木)

N島さんに自宅まで迎えに来てもらい一路山形へ。途中小布施のSAで昼食を食べて運転を交代、その後は高速を下りてからコンビニに寄った以外はノンストップで長者原口へ。N島さんは川入から入山なので私を天狗平ロッジに降ろしてそのまま川入へ向かう。現在飯豊山荘は営業休止中、天狗平ロッジもこの時期は随時管理となっており、予約が入っていないと管理人さんも不在なので予約を入れていったのだが結局宿泊客は私一人であったのでたいへん恐縮した。部屋はきれいな和室で快適、これで素泊まり2,000円は安い。(しかも私一人のために管理人さん一晩常駐、なんか申し訳ない、、、)

天狗平ロッジ
天狗平ロッジの部屋

10月8日(金)

4時頃激しい風の音で目が覚める、窓を開けると生暖かい風が吹き込んできた。準備をして管理人さんにあいさつをすると、4時頃年配の女性が梶川尾根の登山口を尋ねてきたとの事、平日のこの天気のなか先行する登山者がいるとは。管理人さんによると午前中に一雨きそうなのと稜線は強風が吹き荒れているだろうとの事だったので、あまり天気が酷ければ一つ手前の門内小屋で泊まる旨を伝えて5時頃出発。

私が登る丸森尾根は標高差1,400mをアップダウンもなく一気に登る。標高が低いのと生暖かい風で暑くて仕方ない。4時間程で稜線に出ると途端に真っすぐ歩けないほどの強風が吹いていた、笹が茂っているところは多少風を避けられるのと雨が降っていないだけましだったがさすがに体が冷えた頃に門内小屋に到着、計画だと13時頃着予定だがまだ10時過ぎ、そんなに速く歩いていないのに、計算間違えたか?かなり時間に余裕があるのでコーヒーを淹れて30分以上大休止。さすがにまだ早い時間なので予定通り梅花皮小屋まで行こうと出発の準備をしていると件のロッジで道を尋ねたという女性が入ってきた。この日はここに泊まって翌日本山小屋まで行くとのことだった。

私は強風とガスの稜線を歩いてちょうど12時に梅花皮小屋着、まだ早いくらいだったが、その次の御西小屋までは4時間以上かかるしせっかくの稜線をこんな天気で歩くのはもったいないので予定通りここに泊まることにした。梅花皮小屋は鉄骨造で広く、トイレも棟続きになっていてしかも水洗!水場も近く非常に快適な小屋だった。この日は私と男女ペアの2組のみだったので、私は1階を貸し切りで快適な一晩を過ごすことができた。

稜線は普通にフラつくくらいの強風
北股岳
梅花皮小屋についた、このあと雨が降り出した

10月9日(土)

一晩中雨が降っていたようだが、出発する頃には雨と風も止んだ、この日はこれぞ飯豊というたおやかな稜線をのんびり歩くだけ、途中日も差してきて最高に気持ちいい。御西小屋分岐からは荷物をデポして大日岳をピストン、ちょうどこの日は川入から入ったN島さんも切合小屋から大日岳をピストンする予定、時間も近いはずだと思ったら向こうから下山してくるN島さんと会うことができた。昨日は悪天で景色を満喫できなかったので今日は切合小屋まで下りずに本山小屋に泊まるかもと伝えて一旦別れた。

大日岳で景色を堪能して御西小屋に戻りいよいよ飯豊本山に向かうが御西小屋から見る本山は雲の中だった。ガスガスの飯豊本山にはこれまた計画より2時間以上早く到着(この山域のコースタイムはかなり緩い?)、景色も見えないのでさっさと本山小屋に行くと昨日門内小屋で会った年配の女性が小屋から出てきた。聞けばこの日は本山小屋に泊まって翌日ダイグラ尾根を下って長者原口に戻るつもりだったが、ダイグラ尾根を登ってきた人から危ないからぜったいやめた方がいいと言われたので予定変更して御西小屋に泊まってきた道を戻るとの事だった、一応破線のルートにはなっているがどんなルートだろう、いつか行ってみたい。ここからN島さんもいる切合小屋まで下る予定だったが、本山もガスって景色が見えなかったのでまだ13時前だがやっぱりここに残ることにした。

さすがにここまで来ると登山者は多く、私の泊まった1階は私を入れて8人、2階はもう少し多かったと思うが、1階の宿泊者はみな静かに食事をして18時過ぎには電気も消して静かになった、2階からも声は聞こえなかったので、みなコロナを気にして過ごしているのがわかった。

御西小屋
御西小屋付近から大日岳を望む

10月10日(日)

この日も夜は雨が降っていたが5時過ぎに外を見ると雲間から朝焼けが少し見えた、15分ほどで飯豊本山山頂まで登って(標高差はほとんどない)日の出を待つ、ちょうど雲間から日の出が見えた。昨日は切合小屋まで下りずに本山小屋に残って良かったが、この日は計画では7時に切合小屋発であったのでそれまでに切合小屋でN島さんと合流したい、急いで下山するとちょうど7時に切合小屋に着いてN島さんと合流できた。そこからはN島さんと一緒に下山して予定通り11時過ぎに御沢登山口についた。

下山後は温泉で汗を流して、喜多方市街へ移動し喜多方ラーメン、その後会津若松の飯盛山で私が見たかったさざえ堂を見て帰路についた。

【感想】

飯豊連峰は縦走しようとすると車の回収が非常に大変でなかなか行く機会にめぐまれませんでしたが、今回N島さんがピストンで合わせてくれたので念願が叶いました、ありがとうございました。中部山岳とはまったく違うたおやかな稜線の景色は最高でした、また来年も東北に行こうと思います。

飯豊本山からの日の出
これも見たかったさざえ堂

211007-10_飯豊連峰縦走” への1件のフィードバック

  1. 野島です。私の飯豊山は、10年前の本山日帰りピストンだったので今回は切合テント泊2泊で大日岳ピストンできて良かったです。来年は7月後半 8月盆休み 10月前半は
    それぞれ 10日から二週間程度 山形 尾花沢に滞在予定です。 朝日、飯豊山のロング縦走計画の方は、登山口もしくは下山口からの一部ピストンで参加するので
    計画の際はご一緒しましょう。

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