230527_大無間山 寸又峡縦走班

日時2023年 5月27日 ~ 28日
山域寸又三山・大無間山
参加者山本て、永田

日程

5/27(中島班を参照のこと)
5/28小無間避難小屋(0415) — 鋸歯(0510) — 小無間山(0530) — 大無間山(1010) -<迷>- 三方嶺(1145) — 三方窪(1250)-<迷>- 鹿の土俵場(1350) — 朝日岳分岐(1500) — 林道(1735) — 千頭ダム(1800) — 夢の吊り橋手前(2010) — 寸又峡車両ゲート(2040) === 寸又峡PKG(2055)<撤収> === 島田金谷IC(2210) === 赤塚PA(2335)<了>

日誌

<大無間山までは中島さんの記録を参照のこと>
大無間山ピークで中島班と別れ、先を進むがいきなり道を間違えた事に気付く。三角点から少し戻り、文字の消えた看板から左へ曲って下っていく。すると直ぐに暗い樹林帯に入り、踏み跡も赤布もなくなった。歩きやすそうな所を進むが、スマホ地図を見ると本来のルートとずれている。ちょっと進んではスマホを見て向きを修正。ペースが上がらない。
樹林帯を抜け本来のルートに戻ると、踏み跡がある。アップダウン控え目な歩きやすく、笹や新緑が美しい道が続く。熱くもなく寒くもなく快適。ずっとこういう道が続けばいいのに……。
三方嶺を過ぎ、稜線を乗り換える箇所に来ると、また踏み跡が錯綜してきて、いつのまにか消えていた。赤布も見つからない。スマホを見つつ向きを修正、踏み跡を探す。ちょっとした踏み跡を見つけてそれを辿ると、どんどんと本来のルートからずれてしまった。獣道と踏み跡の区別がつかない。鹿のフンがいたる所に落ちているし、さっきはカモシカと目が合ったし、その直前にはシカが前を横切った。
快適そうなかなり広い草原に出て、やっと踏み跡がしっかりしてきた。ちゃんと読める看板も久しぶりに出会った。ここが鹿の土俵場だと分かる。山小屋とテン場を作ったら、さぞや快適な場所になるだろうな、という感じだ。
この辺りに大樽沢、樺沢登山口に降りる分岐もあるはずだが、印などはまったく見られず。日向山もいつの間にか過ぎていた。するとプレハブ2件を並べた建物が見えた。中を除くと、片方は台所らしくコンロなどが。もう一方は畳敷きで布団が置いてあった。飯場のようだ。まださほど古くない。そのせいか、ここから先は赤布が頻繁に見られるようになった。すると「千頭ダム→」と印が見えた。時間的にも体力的にも朝日岳は諦め、ここから林道に降りることにした。
自分の持っている山と渓谷の地図だと踏み跡程度と書いてあって心配だったのだが、明らかに最近工作されたらしい綺麗なルートがあって、もう迷う心配はなさそうだった。ただ、ずっと急な下りが続くので足が痛くなる。新しめの林道に出てほっとする。トイレもあった。だが、その林道は通過して急な山道をまた下る。絶対に登りでは使いたくない道だった。
また林道に出るも、まだ千頭ダムまで山道の下りが続く。固定ロープなどもあったが、こちらも同程度の悪路。やっとダム上の林道に出て一安心。
6時なのでまだ明るい内に安全な所まで降りられたのはよかったが、寸又峡まで2時間半かかる。とぼとぼと舗装された林道を行く。真っ暗なトンネルが出てきたのでライトを準備していると自転車がやって来た。私は工事関係者かと思ったが、永田さんは釣り師だろうと言った。少し会話をして別れた。自転車がうらやましかった。2つめトンネルを抜け1時間歩いた所で小休止。すると下から灯りが近づいてくる。なんとピストン班の小林さんだった。帰りが遅いので迎えにきたようだ。私も最後の下りに入った時からスマホを見てたのだが、まったく電波が繋がらなかった。日向山を過ぎた辺りで、永田さんの携帯が繋がったようで、その時に下山は8~9時くらいになる事は伝えてあったようだ。
夢の吊り橋手前で最後の小休止を取り、寸又峡のゲートまで行くと中島くんの車があり、そこから寸又峡PKGまでは載せていってもらう。温泉街になっており、歩けば15分くらいはかかりそうだった。少しでも楽ができてよかった。車に戻るが、もう温泉は6時で終っているので、着替えて車に乗り込み帰路についた。

感想

4時15分発で、歩行終了が2045という私にとっては最長歩行記録だった。
大無間山以降は登りは僅かで、迷った所以外のルートはとても快適だった。できればもう少し印を増やしてもらえれば、とてもいい山行ルートになるのにな、と思った。ただ最後の林道への下りはかなり急傾斜。かつゲートまで遠い。
樹林帯、笹原、疎林帯と変化があり、少ないが崩壊地では展望も得られた。イワカガミがすごい量で、中盤では咲いているものも見られた。
久しぶりの山行小屋泊で、食事も酒もおいしくいただけた。
山行を企画してくれた中島くん、寸又峡への縦走を企画してくれた永田さん、わざわざお迎えに来てくれた小林さんに感謝します。



新しいGPS軌跡(gpxファイル)を表示できるプラグインを試してみました。こちらの方が使いやすそうなので、近日中にヘルプの更新を予定しています。

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