240721_岩倉川・樽ヶ沢/本谷の美渓と沢で登攀訓練

日時2024年7月21日
山域中ア・柿其渓谷
参加者Y本(哲)、K田(大)、M

日程

7月21日岡崎・小牧(05:30) === 道の駅 賤母(07:00) === 岩倉林道ゲート(07:45,08:00) —2つ目の橋(08:15,08:30)<入渓> ~大滝(09:00)~1110m地点(12:30)<脱渓して右を登る>ー岩倉林道(12:50,13:00)<林道を外れてルンゼを降る>~ 岩倉川本谷~入渓点に戻る(1600) — 岩倉林道ゲート前 (17:00)<沢終了> === 恋路峠(18:15) === 道の駅 賤母(18:30) =上海飯店(19:00,20:00)=== 岡崎・小牧<了>

日誌

岡崎・小牧の合流地点に毎度悩みながら、今回は道の駅賤母で集合し、そこから岩倉林道ゲートへ。ゲート到着7:30過ぎですでに3台止まっており、その後、もう一台も来たため5台でいっぱいとなった。

入渓地点までは15分程度。スタートから美しい沢と小滝。

大滝。Y本さんのリードで左岸側の草付きからアプローチし、中間支点を木で取り、その次は水飛沫浴びながらさらにハーケンを打って2個目の支点を取りクライムアップ。アッセンダーで登った私は、途中でロープが草と土と岩の間に挟み込まれどうにもスタックしてしまい、K田さんに中間支点まで上がってきてもらいなんとか脱出した。未だに登れない南山の階段ルートに少し似ていて難しかったがその部分がなんとか登れたのは嬉しかった。

その後は美しい釜と滝が永遠に続く。

泳ぎ+登りが多めで巻きが少なめ。

登りでは大滝についでこの滝の部分が見た目以上にヒヤリだった。ヌメで足はしっかり乗れず、手も怪しく、Y本さんに出してもらったお助けロープがなかったら下手したら滑落だったと思う。その後は軍手の掌で岩を擦りヌメをちょっと取ってから手/足を乗せるという事をやったら少しだけ改善された。

その後に、チムニー?の様な感じで滝の隙間から登る箇所(写真の滝の右の空間から)があり、前尾根P6の登り方みたいな方法で突破。楽しい。

最後の大きな登りはK田さんリードで。

脱渓し、一旦林道へ。そこから本谷で下降。沢で登り、沢で降る。贅沢な山行。本谷へ取り付き、改めて紙地図+コンパスで進む方向を明確にすることの大切さに気付かされた。

本谷も樽ヶ沢と同じくらい美しい沢でイベントも盛りだくさん。本谷の方がよりヌメが強かった。フェルトのY本さん、ラバーのK田さんと私、歩く際、絶対に同じ場所を歩けばいいというわけではないな、と時間だたつに連れて足を置かなくてもヌメっていそうな岩がなんとなく分かるようになった。

本谷では懸垂下降を7回(?)。うち2箇所はかなりハラハラだった。下降する真上真っ直ぐに支点がないため斜めの方向に引っ張られる/滝の水流に引き寄せられる等、自分の技量が追いついておらずも含めかなり時間を取らせてしまった。

全行程、距離にして6km弱にも関わらず、遡行+下降ともにイベント盛りだくさんの9時間半の充実した山行だった。帰路でとても良い感じの休憩所/避難小屋を偵察。いつか会員沢山で大宴会したい。

感想

元越谷同様、こちらの沢も2級という事ではあったが実際に行ってみると、こちらの方がチャレンジングな贅沢な沢だった。前回同様、遡行+下降ともに沢という事で泳ぎに加え登攀要素も多く、本谷下降時は何本も懸垂下降で下った。あまり経験のなかったヌメを体験できてよかった。今回、懸垂下降を何回もやったにも関わらず、怖いとついロープを握りしめてしまいバックアップを効かせすぎてしまう/ロープが送り出せない等でかなり手こずった。ヌメで足が踏ん張れず宙ぶらりんの状態で降りてきたりかなり無理のある状態だった。いざという時の対処法も理解できていないため、基礎含め地上でも練習をしたいと思った。問題点も多かったとは思うが、それでもY本さん・K田さんのサポートのおかげでとっても大満足な楽しい沢だった。沢はいぃなぁ…今年は一度沢中で一泊してみたいと強く思った。


入渓して間もなくの滝。てっちゃん、リードしてくれてありがとう。
この先でセカンドがスタック。あなたならどうやって対処しますか?
ちなみに、どうやら右岸が正解で、カムで中間支点を取れるようです。
一番怖いところをてっちゃんが突破してくれたので、気持ち的に楽でした。
泳ぎを楽しむ人々。
とにかくイベントが多くて、ただ歩くだけのところは少ない。
すぐ近くの柿其渓谷がラバーで快適だったので、今回は深く考えずにラバーで来たけれど、だいぶ様子が違ってヌメリ多めの沢でした。
確かこの滝だよね、フェルトのてっちゃんに助けてもらった。
ここは結構な水流でしたが、なんとか突破。
今回も暑いので沢を下る。下り始め、ちょっとルートをミスりました。
チャンスがあれば飛び込みます。
(冬の山行でも思うけど、私はオジサンになって発熱量が減ったのか、寒くてヘツリました。)
釜があれば泳ぎます。
滑り台があれば滑ります。

240721_岩倉川・樽ヶ沢/本谷の美渓と沢で登攀訓練” への1件のフィードバック

  1.  美しい写真ありがとうございます。最初の大滝で苦労したけど、他の大きめの滝にはちゃんと巻き道があるので、二級というのも間違いではないけど、登攀の多さを思うと、二級上って感じでしょうか。
     中津川からすぐの所に、こんな綺麗でいい沢があるなんて知りませんでした。元越谷と同じく、毎年通う沢に決定です。

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