日時 | 2024年8月19日 |
山域 | 白山 |
参加者 | Y澤・N田・T村(元会員) |
日程
18日 | Y澤宅(20:30) === 豊田東IC === 平瀬道駐車場(23:30) 車中泊 |
19日 | 平瀬道登山口(6:20) — 転法輪分岐(7:15) — 大倉避難小屋分岐(12:00) — 大倉山(13:00) —平瀬道登山口(14:30) === しらみずの湯(15:30,16:30) === Y澤宅(20:00) |
日誌
夏合宿で無念の敗退をして1か月。早々にリベンジの機会が得られるとはラッキーだ。前回ソールが剥がれたY澤さんは新品の沢靴と登山靴で挑む。
ここ最近も雨が降ってないとの事で前回と水量はあまり変わらないと感じたが、水温は少し落ちているのかもしれない。それでも日が当たる所は水の中を歩くと気持ちいいし、日が当たると少し暑かった。
Y澤さんのルーファイは基本に忠実で、まずは滝の登攀出来る弱点を探る。私が登れるかどうかでロープ出しや高巻きを決め、どの滝も滝付近を登攀した。25m滝は沢山の記録が大きく巻いている箇所も、滝付近の小さな巻きで済ました。巻きはヌルヌルで悪いのは変わらないが、日当たりが良いのか?植物はしっかりしており安心して登れた。(私はバイル使用)
15m滝は左を登攀。25m滝は右横を巻き。12m滝は左を登攀。この3か所でロープを出してもらった。私はフォローで何とかテンション掛けずに登れたが、リードとなるとハーケン打ちが入るので大変だな。とくに最後の12m滝は右の高巻きが主流な様で、登攀は1ヵ所悪かったから私ならリードしないと思う。他の滝は快適に登ることが出来たし、水の中も登りやすい滝もいくつかあった。
大倉避難小屋への沢からは急に茶色の岩になる。もう一度二俣に分かれた後は水が無くなり、岩は苔むして木が倒れがちで歩きにくくなる。それでも踏み後はしっかりとしていて笹の藪を漕いだのは稜線に出る5m程。避難小屋は1か月前とは大違いで随分と補修工事が進んでいた。稜線ですれ違う人達は皆汗だく。私たちは沢に浸かった後だからかそれなりに快適に歩く事が出来た。(思っていた以上に下山路が長くて辛かったが)
感想
前回の反省を生かしてちゃんと滝の下に行く。リードは自分の力量で登攀を決める。パーティの力量を組んでどう登るか決める。そんな当たり前の事だがつい違う思考になってしまう時がある。Kぼちゃんが報告に書いてあったのと同意見で沢山の記録に惑わされて、現場でのジャッジがベストで無くなってしまうのは良くあるトラップだと思う。今回も巻き気味に思考がいってしまい改めて沢登りの基本を思い知らされた。
終盤の12m滝で登攀を選んだY澤さん。悪そうだなぁとは思ったがハーケン1本打って無事踏破。しかしその後セルフビレイを取らず支点構築中に転んでしまうハプニング。今回は何事も無く済んで良かったが気を引き締めて安全確保したい。
とにかく水はとても綺麗だし空は開放的で、明るい気持ちのいい渓相だ。また行きたいと思えた沢なので、また行く機会があれば最初の計画で登りたいなぁ。