241012-13_新潟焼山、明星山山行

日時2024年10月12日-13日
山域新潟
参加者N島(単独行)

日程

10月12日自宅(4:00)==豊田東IC(4:30)==駒ヶ岳SA(6:00,6:10)==安曇野IC(6:50)==ヒスイ峡登山口(9:30,9:45)–明星山[1,188m]–ヒスイ峡登山口(15:40,16:00)==湯原温泉「猫鼻の湯」(16:30,17:30)==道の駅「小谷」(18:00) TS1
10月13日道の駅「小谷」(4:50)==金山登山口(5:30,5:50)–天狗原山(8:40,8:50)–金山(9:20,9:30)–富士見峠(10:30,11:00)–新潟焼山[2,400m]–富士見峠(13:40)–金山(14:45,14:50)–天狗原山(15:30)–金山登山口(17:30,18:00)==道の駅「小谷」(18:30,19:30)==岡崎

日誌

10/12(土) 天気:晴れ

10月の3連休で高谷池ヒュッテを起点に火打山、新潟焼山を狙う予定だったが、テント場も予約必要ということを直前で知り、急遽日帰り×2に変更。1日目は前から行ってみたかった日本のマチュピチュ・明星山。ヒスイ峡の登山口に到着すると快晴で、いきなり大岩壁が素晴らしい!クライミングもできるそうだが、もちろん一般登山道へ。


大岩壁を巻きながらサカサ沢の横を進む。樹林を直ぐ抜けてしまい、秋とは思えない日差しでとても暑い。更に暑い夏が続いたせいか、登山道の所々に花が咲いており、サラシナショウマ、ウメバチソウ、アケボノソウに久しぶりにマツムシソウにまで出会うことができ楽しませてくれる。

大岩壁の裏側まで進みここから頂上へ向け急坂を登る。ここから少し紅葉を見ることができたが、うっすらガスが出て来る。頂上でもガスが多めで、明日登る頸城三山や北アルプス方面は全く見えず残念。しかし、しっかり山登りができた。下山後はここも前から行きたいと思っていた湯原温泉「猫鼻の湯」へ。プレハブ的な小屋の中に温泉がある。男性側の外湯は板1枚で遮られているだけで、駐車場から見えそうなくらい開放的!車中泊の客も多く24時間温泉に入れるとのこと。とても雰囲気の良い温泉でした。今夜は道の駅「小谷」に駐車場で車中泊し、明日の新潟焼山に備える。

10/13(日) 天気:曇りのち晴れ

2日目は新潟焼山。新潟焼山は山岳会に入会した年に先輩方に連れられて行った金山から望んだ姿がとても素晴らしく、20年間思い続けた山。火山で入山禁止であったので簡単に近づけなかったが、最近ヤマレコを見ていると多くの登山者が登頂しており、やっと重い腰を上げ計画した思い入れのある山行だ。長丁場の山行なので、日が昇る前に道の駅を出発。小谷村のコンビニで朝食を取り、行動食を購入する予定がトラブル発生、おにぎりが1つもない!泣く泣くパンを行動食として、朝飯をたらふく食べる作戦に。これで少し出発が遅れてしまった。金山登山口に着くと既に駐車場(5,6台)は満車。何とか端に駐車できたがもう少し遅かったら停められなかった。日が昇ってきて出発が1時間程度遅れてしまったが、行けるとこまで行こうと出発。天狗原までは中々の急登で、雲が多くテンションが上がらない。また、参考にしたコースタイムがかなり早く、更に計画から遅れてしまい、まぁ登頂は無理かなと考え始める。天狗原山に出てもあまり展望は無く、金山へ進む。金山に近づくと少し雲が晴れて来て、妙高山が少し見えた。また、登山者が誰も下山していなかったので、焼山には少なからず登山者がいるはず。未だ1枚も良い写真が撮れていないので、天気が好転するのを期待して先に進む。

金山から焼山はなだらかな稜線の中に1本綺麗に登山道が続き、紅葉も相まってとても気分良く山を楽しめた。裏金山を過ぎると、期待通り雲が晴れて来て、焼山をやっと見ることができた。山容を見ると欲が出て来て、やっぱり登頂を目指すモードに入る。

しかしここで2つ目のトラブル!富士見峠で笹ヶ峰に下るルートに迷い込んでしまった。20年前のエアリアにはルートすら載っていないが、しっかり踏まれている登山道がありまんまと間違えてしまった。かなり下ってしまったので、急いで戻ったが合計30分のロス。それより何より体力と精神力にダメージを受けた。富士見峠から先は下山の登山者と多くすれ違い、人気のやまであることを認識させられる。頂上付近は岩場の連続となるが、危ないところはロープもあり、気を付ければ問題ない。活火山ではあるが、先月登った焼岳の様に噴煙はほとんど見られなかった。

程なくして念願の頂上へ!20年思い続けた焼山に登頂でき感無量。少しガスが掛かっており、展望が効かないところもあるが所々ガスが切れたところからの展望でも満足できた。火打方面を見ると400mのアップダウンを見ることができ、やはりこちらのコースを選択して良かったと思った。感傷に浸りたいところではあるが、かなり遅れており下山時刻が気になるので早々に下山。金山辺りまで戻るとガスが晴れて来て、やっと頸城三山全てが見渡せてとても良かったが、既に15時に近づいており、段々焦ってきた。

天狗原山から先は下りのみだが、日が暮れ始めて来て沢形状の細い道もあり、ばったり熊にあったら逃げ場が無いので熊鈴を一生懸命鳴らしながら駆け足で下山。日が完全に落ちる前に下山できたが、予想通り駐車場には自分以外の車は無く、本当に熊に合わずに良かったと安心した。下山後はまた道の駅「小谷」の温泉で汗を流し帰路に就いた。ここで3つ目のトラブルが有り、白馬のガストで夕食を取ろうとしたら激込みで、外で30分待たされ入店しても1時間夕飯が出てこなかったので、とても疲れた。SAで仮眠を取りながら翌朝に岡崎に帰宅した。

感想

10月の3連休にも関わらず、明星山は2パーティとしかすれ違わず、静かな山登りを楽しめた。また、20年間思い続けた新潟焼山に登頂でき、本当に良かった。活火山で入山禁止とのことで、かなり意を決して臨んだが、登山道はしっかりしており登山客も多く人気の山なんだと分かった。百名山レベルのポテンシャルを持った素晴らしい山なのに二百名山にも入っていないのが本当に悔やまれる。

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください