日時 | 2025年2月15日、2月16日 |
山域 | 大日ヶ岳 高鷲スノーパーク |
参加者 | 縦走:K田和、O田、K野、H川、T岡 救助:Y澤、N田 |
日程
2月15日 | 岡崎市内Y邸(0500) === 豊田東IC === 高鷲スノーパークP(0700,0730) —全体集合、記念撮影(0800)※以降各コース毎 ===1574 BC付近にて各コース講習(1100) —全体終了(1600) |
2月16日 | 全体集合(0700) — 各コース毎に講習(0700,1300)— 全体解散、片付け、撤収(1330,1400) +++ 高鷲スノーパークP(1430,1500) === 高鷲IC=== 岡崎市内Y邸(1745) <解散> |
日誌
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08:00 全体挨拶、記念撮影後に各コースに分かれて座学開始。縦走コース講師は永田 晶美先生(元OAC)、三嶋信先生。天気は快晴。前日までの積雪は3.10mと沢山あるが気温自体は暖かく春陽気であった。
08:30 座学(主に地図の見方)を教わった。等高線から山の形状をとらえ、ルート計画を建てる。また、この時実際に現地で示す方位磁石の北方向は地図の紙図面の北方向とずれているので地図上に磁北線(東海地方なら6~7度の偏角)を書いて方向を確認する事が大事。(ピースサイン(指同士の間隔が8cm)を作り1/25000の地図に当てがえば2kmの目安となり、計画を立てやすい)
10:30 ロープウェーで山頂駅へ。その後講習ポイントへ到着後テント設営。
13:00 滑落停止・・・・・ピッケルを斜面に立てて体を止める練習。スピードを出させないためにも転倒、スリップ直後の動作がとても重要。
シャフト部分を掌全体で握っても良いがピック、ブレードの付け根を持つタガー持ちの方が良い!この時ピック部分は必ず斜面側へ向け、すぐにピック、もしくはスパイクを斜面に刺せるようにする。(登りと降りで持つ向きが変わる)
止まらずに滑り出してしまった場合、シャフトと体を密着させてピッケルを固定し体全体で体重をかけて止める。(斜面にアイゼンをひっかけないよう膝を曲げる) 最後にそりを使いスピードが出た状況で滑落停止訓練を行った。
14:30 雪洞堀り・・・・BC付近の西斜面にて行った。ステージ堀り、横穴掘削、雪洞内整備。別チームの雪洞とも合流し最終的に幅5m×奥行2m×高さ1.2m程度の大雪洞の完成!永田先生曰く前日までの積雪が多かったのもあるがここまで大きい雪洞は久しぶりに掘ったとのこと。
16:00 全体終了(日帰り組は現地解散) 雪洞に引っ越し後炊事。東海支部の方々も合流し夜は永田先生のお話を聞きつつ22:00就寝(稜線上のBCと違い雪洞内は風もなく暖かった。)泊りは6人だがもっと宿泊できるほど広かった!
07:00 歩行訓練・・・斜面の歩行訓練を行った。一歩ずつ踏み込んで地面と足との摩擦を増やすことが大事。雪深い所では足をㇵの字型に開くダックウォーク(表層との接地面積を増やす)、トラバースをする際はダイアゴナル等の方法がある。
09:00 捜索訓練・・・ビーコンをSEARCHモードにして捜索訓練を行った。SEARCHにしていても一定時間動かないと遭難者とみなされSENDの信号を送ってしまう(救助活動時二次災害を防ぐため)。捜索者は少しずつ動きながら探すこと。またビーコン自体は1秒間に一度信号を発信している。要救まで2m程度以内までは迅速に移動し、その後は地表面付近でゆっくり(20㎝/1秒間程度)ビーコンを動かし、左右(東西)を決めた後、上下(南北)を決める。ゾンデ棒で25㎝程度のピッチで位置を確認する。
11:00 埋没体験・・・全身を30cm、3分間ほど雪中の洞に埋められる。体が雪の重みで動かない、視界が真っ暗になる、口の周りの酸素が無くなり息苦しい、、、、等の影響でパニックになり、掘り返されるまではとても辛かった。
11:30 ツェルト使用方法・・・ビバーク時、やむを得ない小休止に利用する。稜線付近等強風ゾーンで広げる瞬間にとても飛ばされやすいので、一片をザックに縛っておくと良い。
12:00 急斜面・・・小ピーク部分の新雪急斜面にて歩行訓練を行った。(永田先生曰く「急な勾配である事に気をとられてパニックになり足元、周囲の状況を確認出来て無いときに大事故が起きる」)
13:30 BCにて全体解散、片付け、撤収。
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雪山をはじめ、経験が乏しい自分にとってはとても有意義な体験でした。拙い自分の素人丸出しの質問にも熱心に根気強くご指導頂いた講師陣、期間中様ざまなフォローして頂きましたK田様には誠に感謝です。岡崎だけでなく、他の例会の方々ともお話できとても楽しい時間でした。
