20250503 GW 大杉谷トレッキング&ツーリング

 当初は佐渡島へ渡って金北山を登るプランを考えていたが、4日日曜が雨予報で、急遽南紀へ行き先を変更。海沿いに周るルートは既に経験済みなので、今度は内陸を…と考え、そういや大杉谷歩いてなあって事を思い出し、2日目に大杉谷を歩き、3日目は海に出てから高野山方面へ、と計画を立てた。

1日目 5月3日‥‥岡崎から大台へ

 朝6時に起床、7時に自宅を出発。岡崎ICから高速で菰野町へ、の予定だったが、伊勢湾岸で事故渋滞。大府ICで一旦23号に降りて渋滞箇所を迂回し再度高速へ。菰野で降りて鈴鹿スカイラインを登って下る。国一で鈴鹿峠を越える。2車線のいい道路なのにカーブと傾斜がきつい。まっすぐ南下する道路がないので西へ東へと走って青山高原に出る。駐車場で休憩していたら、私と同じ車種のバイクが2台停っていた。それほど売れてるバイクではないのに珍しい。
 道の駅 伊勢本街道 御杖で昼ご飯を食べ、この先もうスーパーもGSもないので昼過ぎに買い出しと給油を済ませた。この辺りから車がどんどん減ってくる。グレーチングみたいな道の橋を渡り、予定より早く15時に宮川第三発電所登山口に着いた。いくつかに別れた駐車場には10台以上の車が停っている。東屋もあるが「キャンプ禁止」の看板もあるので、少し引き返して広い駐車場でテントを張るか、もっと戻って、たぶん工事用の川に降りていく砂利道の先で張ろうかと思ったが、登山口から少し戻った所にあった橋は、川面から近く、歩いてすぐに河原に降りられそう。バイクを停めて、歩いてその橋の下を見に行くと、ちょうどソロテントが張れそうな平地があった。これはいい場所を見つけたなと思い、早速荷物を運びテントを設営。米に水を入れてもまだ4時を回ったところ。あたりを見れば流木がいくつも落ちている。そこで、ツーリングでは初めての焚き火を実行した。
 焚き火の前で、買ってきたサラダとホルモン焼きで夕食にし、ビールを2本空けてもまだ空が明るかった。道具などを片付けてテントに入り、本を読んでいたら暗くなったのでさっさと眠ることにした。

2日目 5月4日‥‥登山口から七ツ釜滝まで往復。その後、尾鷲へ移動

 朝4時起床。昨日残した米とインスタントラーメンで朝食。テントを急いで撤収し、すぐ先の公衆トイレのある登山口へ移動。停めるスペースが無かったのでちょっと戻り、駐車スペースにバイクを停める。ザックを準備してバイクにはツェルトを被せる。
 トイレの前に登山ポストと自販機があり、その自販機は飲み物ではなく、”登山協力金”を入れるためのものだった。”大杉谷”の木札が1000円だったのでそれを購入。せっかくなのでザックに付ける。
 他にも準備をしている登山者がおり、登山口に近い駐車場の空きは少ない。早めに来て正解だった。当初の予定は千尋滝かシシ淵までを考えていたが、なかなか来れない場所であること、YAMAPのコースタイムと実際のレポと時間差が大きかった事を考慮し、11時までは進むことにして出発した。

 機械音のうるさい発電所のフェンス前を抜けて登山を開始。いきなり、岩を刳り貫いた水平歩道みたいな道にびっくり。太い鎖も張ってある。そこは幅が1.5mくらいはありそうなのでまだいいが、道が岩なので足を滑らせたら川へ真っ逆さまだろう。
 ひたすら川を左手に見ながら進む。今回は山ではないのでずっと登りという事はなく、標高差は少ない。それでも歩くと汗が流れてくる。昨晩もちょっと寒かったくらいだったのに。途中いくつも吊り橋を渡り、最初のポイント千尋滝へ。90分で着いた。YAMAPには2時間半と書いてあったのに。滝は木々に隠れてよく見えないが、ずっと上の方も幅広く水が流れており不思議な感じ。
 シシ淵まで来て小休止。ここらは広い河原に降りられるので安心して休憩できる。私以外にも4、5人が休憩していた。そこから崖と大岩の間を抜けるが、上から結構な量の雫が降ってくる。さっき私を抜いていった女性が雨でもないのにザックカバーをして歩いていたが、こういう事だったのか、と合点が行った。
 何度目かの吊り橋の向こうに立派な山小屋が見える。山腹に沿って棟が横にいくつか繋がっているように見えた。小屋の人が布団や毛布を吊り橋に掛けていた。あいさつして小屋を過ぎると、15分くらいで七ツ釜滝に到着した。ちょうど引き返そうかと思っていた10時前だった。7つの釜があるかは葉っぱが邪魔してよく見えないが、ずっと上から大量の水が落ちてきていて立派な滝だった。
 13時に登山口まで戻り、バイクの横で歩き用の服からバイク用の服に着替える。昨晩から電波が入らず、ラジオもまるで聞こえなかったので、今はとにかく天気予報が知りたい。大杉谷海山林道を南下する。長いこと大雨で通行止めになっていた道で、すごい山道ではあるがバイクで走るのは楽しい。車も1台しかすれ違っていない。海山まで出てやっと携帯の電波が入る。天気予報を見るとやはり火曜日は雨らしい。予定を変更して、明日は岡崎に帰ることに決めた。
 尾鷲に出て、以前にも寄ったことのあるR42沿いのスーパーで買い出し。同じく寄ったことのある夢古道おわせの湯で入浴。汗を流してさっぱりする。そして同じく以前利用した山中のテン場、と言ってもキャンプ場ではなく、ただの山中の駐車スペース(たぶん作業用)に移動してテント設営。すぐ近くに沢があって水も汲める。刺身とホルモン焼きとはんぺん2枚、ビール2本を頂き眠りについた。
 

大杉谷のトレッキング軌跡
バイクで移動した軌跡

3日目 5月5日‥‥尾鷲から上北山村経由で帰郷

 5時起床。また米とラーメンの朝食。テント類を片付けて出発。尾鷲市街まで戻り、R425へ入る。ここもよく通行止めになる道で、きついカーブが続き、細いトンネルや吊橋があって車では走りにくそうだが、これはこれで走ると楽しい。
 宇陀市、伊賀市へと抜け、名阪国道じゃおもしろくないので旧道25号で亀山へ向う。そこからは高速で一気に岡崎へ帰った。

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