日程
5/13~5/16
参加者
馬淵

初日高原霧の里からの景色


百閒ぐらからの眺望
小辺路で通過した果無山脈

大雲取越の永遠に続く石階段に何度も心折れる

熊野那智大社から見える那智滝
行動・感想
1日目 中辺路のメインルートは滝尻から熊野本宮大社のを繋ぐ道だけれど、中辺路のスタートといわれる紀伊田辺駅を出発地にしたかった。駅から滝尻までは9割が舗装路で夏日だった1日目は思うように歩けず、計画がやや遅れ気味なるも予定していた高原霧の里にたどり着けることができ安堵。日没と重なり良い景色を収めることもできた。そそくさと夕飯を済ませて就寝したが思うほど眠れなかった。
2日目 樹林帯が8割で古道も歩きやすく予定通り足を進めることができて、途中にある王子を繋ぎ、ところどころにある跡地を通過しながら歴史を感じながらの古道歩きができる。本宮手前では小辺路歩きの時の古道と重なる部分もあり少し懐かしさもあった。本宮参拝後キャンプ予定地までの間に定食屋さんでしっかり補給し古道の請川から南西へ1.5キロほど離れたところだがキャンプ地ありそこに幕営(1200円)。さらに1km歩くと公営の温泉(300円)があるため疲れた足を癒すために頑張って歩いた。足裏に3か所の水疱が生じてしまい翌日歩けるか不安になった。とりあえず湯に浸かり足の疲れを開放させる。疲れていることで眠れるかと期待したが、思うほどは眠れなかった。
3日目 簡単に処置をしたら水疱の痛みは許容できる感じだったのでバスで那智大社まで移動することも視野に入れながら歩き出す。小雲取越はそれほどでもなかったが、大雲取越(一番の難所といわれていると記されていた)では覚悟していたものの永遠に続く石階段に何度も心折れそうになった。しかし、1日目の幕営地で少しお話した関東の若者と再会し会話しながら足を進めることで疲労度が麻痺して計画通りに距離を延ばすことができほぼ計画通りに那智大社へ到着。那智大社は時間的なものか人が多く参拝に列ができていた。滝を間近で見たかったが滝まで移動する気力も体力も残っておらず、そのまま予約していたゲストハウスへと足を進めた。水疱はさらに1か所増えていた。翌日への不安はあったが那智駅まで歩ければ線路とほぼ並行して古道が走っているため何とかなるかという気持ちもあった。その夜もなぜか思うほど眠れず。
4日目 ほぼ気力で歩いていた状態。那智大社から速玉大社までも舗装路がほとんどだったので足への負担が大きく、並行して走る線路の駅を通過するたびに乗車するか、歩くか、、、葛藤の中で歩いていた。そして、9時13分の新宮駅発の電車を乗り過ごしてしまうと次発は12時45分とかなり開きが大きいため、余韻に浸るより時間に間に合うようにと必死に歩いた。そして、速玉大社の参拝後は駅まで猛ダッシュ。何とか予定の特急に乗車することができた。
追記:パンダの返還問題でのパンダ人気もあってか大阪→和歌山(白浜行)特急くろしおは全席指定が満席で2時間半立ち乗車でした。帰路の新宮→名古屋の和歌山は指定席残1席で奇跡的に座れた。そして、4日間キャッシュレス決済ができないところが多いことも想定外でコンビニもなく手持ち現金はかなり心細い思いをした。

線路と並行する最終路は海辺近し

最終目的地の速玉大社。歩行総距離120㎞を完歩。
