1日目 前夜発して芦安第二駐車場に停め、5:15の始発に乗る。ゆっくりスタートして10時前に白根御池小屋に到着後はテント場でのんびり過ごし18時には就寝。
2日目 1:45にテント場を出発。4:30にCガリーに取り付きも、大きく雪渓が残っていてチェンスパ・バイル・ストックでリードしてもらう。2ピッチ登るのも途中ルートミスや、確保してもらったので時間を要した。
4尾根取り付きも雪渓があり確保してもらう。下部ピッチはフォローだったので登山靴で登ったが、右コーナー寄りはスタンスが悪くて2回フォールしてしまった。8:00に四尾根主稜を登攀開始した。
1ピッチ目 Ⅳ+クラック～スラブ
出だしが１手が悪かったけど、残地ハーケンでランニングを取ると安心した。その後は難しくないスラブで問題ない。
2ピッチ目 フォロー
Ⅱ 土のバンド～階段状
の、つもりがその次のピッチも繋げちゃったみたいで60mロープが足りず、肩がらみで確保してもらった。
3ピッチ目 リード
Ⅳ＋ 3角形の垂壁～緩傾斜のリッジ
途中のハーケン打ちじゃくりのクラック抜けが悪かった。どうやら右巻きだと簡単らしい。そしてこちらもピッチを繋げちゃってたみたいで結局5ピッチの所を3ピッチで抜けた。ココがマッチ箱の上だとは後で知った。懸垂下降支点手前で切って懸垂下降する。
4ピッチ目 フォロー
Ⅳ 右のコーナー～カンテ上のクラック
スタンスが少ない気がしたスメアで登る感じだった。
5ピッチ目 リード
Ⅲ+ カンテまたは左のルンゼ
カンテから行ってリッジに乗った、最後のトラバースは反対側崩壊してたし、途中岩が途切れていて渡らないといけなくて怖かった。
6ピッチ目 フォロー
Ⅳ+ 城塞ハング
リードだとチムニーの中に入るしかないと思う。フォローだから体を出して登ったが怖かった。
その後ロープはしまったが、一般登山道までクライミングシューズで登った。お花畑が凄くて癒された。
一般道に出てギアを片付けるも、ロープを持っているのは私たちだけだったので、頂上まで会う人達に賞賛をいただけて、達成感や嬉しい気持ちもあった。しかし、パートナーありきなのは当たり前なんだけど、私だけではまだ踏破出来る能力は無いなぁと思い複雑な気持ちにもなった。
本当はこの日のうちに下山予定だったが、予定より時間を要してしまったので、ゆっくり降りて明日下山する事にして、ビールを飲んで18時頃就寝した。
3日目 昨日脱水だった様で昨晩からパートナーの調子が悪いみたい。朝になって少しは良くなったとの事で様子を見ながらゆっくり降りる事に。
歩き出し早々に座ってしまい、塩タブレットを5個食べたら少しずつ回復して無事に下山出来た。
翌日は錫杖岳の予定だったが満腹の私はこれで良かったと思うし、私の力量的には充分な内容だった。
ただ、いつも色んな事に気を回し、体に気をつけているパートナーが調子悪くなってしまい、それを気付けなかったのも申し訳なかったし、そんな事もあるのだから、私自身はもっと気を付けないといけない。
登攀中は食事や飲み物を摂取しにくいので、前回からナルゲンとグラノーラボトルを手に届く位置に置いていた。今回はこまめに摂取出来ていたと思うので、今後も工夫していきたい。
