| 日時 | 2026.7.19(日)-21(火) |
| 山域 | 北アルプス |
| 参加者 | A野・M・会員外G |
日程
| 19日 | さわんど大丸P(0700) =上高地BT(0740) — 横尾(1055) — 本谷橋(1200) — 涸沢ヒュッテ(1350)<泊> |
| 20日 | 涸沢(0430) — ⅤⅥのコル(0615,0625) — 北尾根Ⅴ峰(0705) — 北尾根Ⅳ峰(0910) - 北尾根Ⅲ峰(1255) - 北尾根Ⅱ峰(1335) - 前穂高岳(1405,1420) -紀美子平 (1505) -カモシカの立場(1640) -岳沢小屋 (1740)<泊> |
| 21日 | 岳沢小屋(0805) — 上高地BT(1000) = さわんど大丸・こもれびの湯(1040,1140) =道の駅木曽川源流の里きそむら(1300,1330) = 土岐IC(1600) <解散> |
日誌
19日
山の日を含める3連休の中日。さわんど駐車場は満車で先に進んだ大丸へ停めるも中々タクシーが来ない。随分と待ったが予定位には上高地に到着出来た。涸沢で良い所でテント張れるか?と心配したが、かなり空いていた。お隣さんは空き物件だ。



翌日は北穂南稜に行く予定だったが、久しぶりのテント装備で涸沢までも大分疲れた。夕方発表された天気予報も考慮して明日アタックに変更して19時頃就寝
20日
4時頃に2パーティ先行している。後ろから突かれるよりはいいな、と4時半に出発。
涸沢カールの雪上は比較的歩きやすいが岩場も踏み跡はしっかりとあった。左上へは斜度がある為、雪上よりは岩場のが絶対歩きやすいだろうと思う。ただ暗闇だと踏み跡を見失ってザレに入ると中々面倒な斜面である。



ⅤⅥのコルはしっかりとしたテン場があった。ココで泊まれなかったのは唯一の心残りではある。 Ⅴ峰には先行者がおり、後ろからも重装備の2人パーティが来る。早々に出発。
Ⅴ峰
石はもちろん大きな岩も動くので思っていた以上に悪い。ただの歩きだと思っていたが重装備もあり中々しんどい。そして失敗したら一発アウトが始まったと気を引き締めて登る。頂上に行くとⅣ峰から降りてくるパーティが見える。昨日Ⅳ峰でビバークしたそうで、スライドする時は片側切れ立っていたので気を使った。




Ⅳ峰
ここも歩きパートだと思っていただけに、非常に悪い。フリーで行くにはリスクがあるし、かといってロープ出すと岩への干渉怖いな。って感じ。残地ハーケンが時々あるし、安全な場所でハーネスを付けて1本のロープでスタカットに登る事にした。頂上直下で左巻きを指示されたが、どうしても納得できず頂上を再度偵察してもらった。そしたら道があったので安心した。どこも行けそうでどこも行け無さそうな何ともルーファイが難しいルートだと感じた。




Ⅲ峰
ここまでも大変だったのにココから登攀パートかぁ~と気が滅入る。Gが元気で良かった。分担歩荷を預かりリードはお任せする事にした。
1P:本来25mのリング2ピンで切るのではないだろうか?今回は50mギリギリで切った。
左から上がると大きな岩が重なっている。一番上の大きな岩が動いたせいで持つ場所に困った。右の岩のクラックには残地ハーケン連打されていた。


2P:目の前のチムニーと左のスラブ。Gは左のカンテまで届いていたが私たちは全く届かないのでチムニーで足を張って登った。
3P:チムニー2本の右を選んだ。岩がゴロゴロと転がっているチムニー。落ちてきそうで怖いが一段が高いだけで問題ない。その後の階段状ってのは快適なフェイス。とは言えやはり重装備だとよっこらしょだ。


ちょっと高い所で終了点を取って、登攀パート終わりだとロープを仕舞うも・・・次も悪くない?落ちたらアウトだよ?と1本ロープ戻してスタカットに進む事にした。
多分今回一番悪いと思った登り部分がⅢ峰の頂上だったかもしれない。



Ⅱ峰
気付いたらⅡ峰の懸垂下降点だった。って感じ。岩が重なり合ってて今までの感じだと浮く気満々に見える。それだけに乗っている不安感凄かった。



前穂高岳
懸垂下降したらすぐに本峰。本峰奥の広い場所に出た。登って来た稜線はガスで消えがちだったけど、去年無理だと思って眺めた北尾根を踏破出来て感動した。後続パーティの2人と私たちしかいない頂上で互いに労い合った。
岳沢小屋まで遠いけど岩は動かないし快適!しかし3人とも非常に疲れていた。ビックリする程ヨボヨボと転ばない様にゆっくりと降りる。目の前の西穂高には救助ヘリが飛んでいる。「アレを絶対に呼んではいけない!」
13時間半の活動を終えた時、別山行で岳沢テン場にいるYちゃんとMちゃんに会えた。疲れが吹き飛ぶ。山で友人に会えるのは本当に嬉しい。



21日
まだ暗い中沢山の足音を聞きながらも、目覚まし時計を掛けずに明るくなるまでゆっくりと寝た。軽く食事を済ませ、頂上にいるであろう友人を想いながら帰路に着いた。
3人だとバスもタクシーも金額があまり変わらない。せっかくなので大正池に寄った。Gは大正池を見に。私たちはふみさんに報告へ。またひとつふみ山行が叶ったよ。
感想
1年前初めて登る明神岳から前穂高岳へ。そこで見た北尾根。今の私にはこの荷物をもってあの岩場は無理だな。と感じた。今回も初めてのみのメンバーで北尾根への挑戦の話が舞い込んだ。3日間用意して日帰り装備で登攀予定でいた。しかしメンバーには若い男性フランス人!頼りになる!ここは甘える事にした。
とは言えみんなでスケジュールやルートを相談して、重装備を分担して互いに励まし注意し合って、しっかりと登攀出来た。
ひとりでは出来ない事をまたひとつ成し遂げることが出来た。もういないふみさんもそのひとりだ。いつも心を強くさせてくれるし、困る事のない天気をくれてる!みんな本当にありがとう!次回も頑張ろうね!
