山行概要
・山域:南アルプス
・期間:7/19(日)-7/21(火) 前夜発(7/18):I泉、N島
・参加者:①N島 ②I泉 ③O田(CL), K田K(記録)
・日程
前夜発
①N島 畑薙ダム駐車場 車中泊
②I泉 福美荘(伊那大島駅近く)
③O田・ K田K 前夜発なし
7/19 (日)
①N島
畑薙ダム=椹島(8:30)-千枚小屋泊(14:45)
②I泉
伊那大島駅(6:45)=鳥倉登山口(8:30)-三伏峠-小河内避難小屋泊(15:00)
③O田・ K田K
東岡崎駅=名古屋駅(7:30)=松川インター(9:50-12:00)=鳥倉登山口(14:00)-三伏峠小屋泊(16:20)
7/20 (月)
①N島
千枚小屋(3:45)ー悪沢岳(6:40)ー悪沢中岳(7:36)ー荒川小屋泊(13:00)
②I泉
小河内小屋(5:00)ー小河内岳ー高山裏避難小屋ー悪沢中岳ー荒川小屋テント泊
③O田・ K田K
三伏峠(3:00)ー烏帽子岳ー小河内避難小屋(4:50-5:35)ー小河内岳ー高山裏避難小屋(8:15)ー悪沢中岳ー中岳避難小屋(11:55-12:20)ー悪沢岳(13:10)ー中岳避難小屋(14:15-14:30)ー荒川小屋泊(15:30)
7/21 (火)
①N島③O田・ K田K
荒川小屋(3:00)ー小赤石岳(4:30)ー赤石岳(5:00)―赤石避難小屋(5:10)ー赤石岳ー赤石小屋(8:00-8:30)ー椹島(11:50-13:00)=畑薙ダム(14:00)
②I泉
荒川小屋(3:00)ー小赤石岳(4:30)ー赤石小屋ー椹島(11:45-13:00)=畑薙(14:00)
日誌
・出発までの話
去年、I泉さん・O田さん・ K田Kの3人で北岳から荒川まで歩く計画を立てていただが、残念ながらお天気の兼ね合いで三伏峠までとなっていた。なので今年はその続きをやろうと各々思っていた。今回のもともとの計画は、I泉さんとO田さん・ K田Kは別日程、別行程で行く予定だったが、優しいN島さんがO田さん・ K田Kの下山日に合わせ椹島から参戦してくれるという。N島さんが予約が非常に取りづらいという荒川小屋予約の難関を突破できたので、I泉さんもお誘いし一緒に全員椹島下山という計画ができあがった。
・7/18 (土) 前夜発
I泉さんは伊那大島駅近くの福美荘、N島さんは畑薙ダムにて車中泊。
I泉さんが宿泊した日はちょうど花火大会の日だそうで、窓から花火が見えたそうだ。
N島さんも無事畑薙ダムに到着との連絡が。リニモの工事の関係か、電波は良好のようだ。
・7/19 (日) 下界は晴れ、午後はガス
O田・ K田Kは東岡崎を出発。名古屋駅から高速バスと伊那バスを乗り継いて鳥倉登山口へ。山へ行くのに公共交通機関を使うのはワクワクする。12:00発の伊那バスは始発の松川インターから乗車した。乗り場がインター出口となっていたが本当にインター出口の目の前だった。3連休なので午後便とはいえ、他にも登山者がいるんじゃないか、座れなかったらどうしようかなどと話していたが、松川インターから乗った私たちと伊那大島駅から乗車した1人の登山客を除いては誰も乗ってこなかった。聞くと、この路線は来年は廃止予定らしい。大鹿村が代替バスの検討をしているそう。大鹿の道の駅を少し行ったところから本格的な林道になり車幅の狭い道が現れるようになるとバスの運転手が誰かと無線で話していた。よくよく聞いてみると、次に何台どんな車が来るかの連絡だった。なんと!バスの前に軽トラックがバスの先導をしていたのだ。私たち3人のために、アドバンス隊まで出動させてバスの安全な運航を提供してくれていたのだ。本当に頭が下がる。来年から廃線と言うのは残念で、複雑な思いで安全に登山口に送り届けてくれた運転手さんにお礼を言った。
14:00、鳥倉登山口より入山。旅の始まりでわくわく。コースタイムは2時間半でまだ元気いっぱいの私たちはおしゃべりしている間にあっという間に三伏峠小屋に到着。
N島さんとI泉さんからは連絡がなかったが、無事を祈りつつ翌日荒川小屋で会えること楽しみにその日は就寝。
・7/20 (月) 雲多めだが晴れ
三伏峠~高山裏避難小屋
O田・ K田Kは3時に三伏小屋出発。3連休とあって人は多かったが寝心地のよい良い小屋だった。
この日は荒川小屋まで18km弱、標高差1700mの道のり。暗い中、O田さんがやたらと獣臭がすると怖いことを言う。
1時間もすると徐々に明るくなり小河内避難小屋へ到着。と、え~!!まさかのI泉さんが登場して、お互いに「なんでここにいるの~!?」状態でしたが嬉しかった。小河内避難小屋からはダイヤモンド蝙蝠が見れた。
小河内避難小屋の小屋番さんも高山裏避難小屋の小屋番さんも東海フォレストから夏の間小屋番として採用されたそうだが、本業(?)で飲食店を経営しているそう。
この時期あまり雨がなく小屋近くの水場は枯れていた。
I泉さんとはルート上を抜きつ抜かれつで進んだ。
高山裏避難小屋~悪沢岳
荒川中岳の稜線へは600mほどの登り返し。地図で見てもきつそうだなと思っていたが、実際なかなか大変だった。だがカールは美しく、お花や振り返る景色に元気をもらった。
荒川前岳は崩壊が進んでおり、登山道の付け替えがされていたが1か所ほど下りで使うには嫌らしいところがあった。
中岳避難小屋に12:00頃着き、私は疲労感を感じていたので悪沢岳登頂するかはちょっと迷っていたが、中岳避難小屋の小屋番さんに雨雲レーダーから雨が消えたとの情報をもらい、高山裏避難小屋で休憩中にI泉さんに「ここはなかなか来れないよ」という助言とO田さんがすごくポジティブに「行ってもいいよ」と言ってくれたので、荷物は避難小屋にデポさせてもらいO田さんとラスボス感満載の悪沢岳へ。中岳を降りた最低コルから見上げる悪沢岳は壁のようだった。朝に小河内避難小屋のおやじが、中岳まで行ったら悪沢岳いかんくてもいいみたいな気持ちになるというのは納得。
初めて立つ悪沢岳の山頂は感無量だった。行程も長いし天気優先で2日目の行動を考えていたので、山頂に立てるとは夢にも思っていなかった。でも行って良かった。2人に感謝です。
悪沢岳~荒川小屋
荒川小屋への下りはカールになっていてお花畑が広がっていた。なんでも日本最大級の高山植物地帯だそうだ。近年は鹿による侵蝕があり保護柵が設置されていた。
15:30、荒川小屋到着!ちょうど小屋から出てきたN島さんに出迎えられた。
素泊まりの私たちは別館でこの日は私たちの他に2名いたが、最初に到着していたN島さんが奥の小上がりをキープしてくれていて、自炊用のテーブルまでありとても良かったが、布団はシュラフと毛布との配給のみで私とO田さんには床が硬く眠れない一夜となった。
・7/21 (火) 晴れ
2:00に起床。起床といっても元々目は覚めていた。床が硬いのみならず、30分おき毎に誰かの寝言で起こされた。最初は無視していたが、途中から何を言っているのか興味を持ってしまった為、脳が覚醒してしまった。あーあと思いながらお茶漬けを食べ身支度して3:00出発。まだ真っ暗だが星は綺麗だし今日は4人だし心強い。
小赤石手前で空が明るくなり始め、小赤石岳で日の出を迎えた。I泉さんは赤石岳へ登らないという事で分岐で別れ、N島さんと私たちは荷物をデポして赤石岳へ向かった。丁度良い感じで太陽とガスが出てブロッケン現象で神タイム楽しんだ。
あとはひたすら下山。赤石岳分岐からカールの中を歩くがここも高山植物パラダイスだった。特に印象だったのはオトギリソウ。こんなワッサワサに生えているのは初めてだった。
お花畑ゾーンが終わると後はひたすら長い樹林帯を黙々と下った。11:50にやっと椹島に到着。
あ~終わってしまった!でも歩ききった充実感と疲労感と下界に降りた安心感があった。
感想
南アルプスを歩く大変さは、まず計画からある。ルートを決めて、東海フォレストのバスに乗るための小屋の手配、バスの手配をし、今回のような縦走の場合は登山口までの公共交通機関を考えなければならない。
それらすべてをやってくれたリーダーには感謝しかありません。
計画が立っても、台風で路肩が崩れたりとハプニングもあり直前まで天気の心配だったりといろいろあったが、この3日間はお天気に恵まれ間違いなく心に残る山行となった。
ちょっと大変だけど、また訪れたいと思った。
