ジョウゴ沢は既に報告してくれましたが、前日にY本とY澤がどうしたかは書いてないので追加で報告します。
岡崎を5時に出発し、9時ごろ美濃戸口に到着。計画ではキャラバンで赤岳山荘の駐車場まで上がるつもりだったが、Y澤さんがシエンタに乗り換えていた事を後日知った。無論、普通車ではとてもじゃないが、あの林道は走れない。車は美濃戸口に停めて準備。
山岳警備隊の皆さんが山荘の前におり、自分らの計画書を手渡す。この週末の天気は、とても登山に向いた天候ではないので心配しているのだろう。我々はアイス目的で、稜線には上がらない旨を説明した。裏同心ルンゼはかなり雪で埋もれており、フリーで全部抜けちゃったよ、と、目の前の(山屋のわりには色白な)若い彼は言ってのけた。
重荷を背負って林道を歩く。ショートカットも使いながらいつもの道を登る。天気は上々で青空が見える。風は多少あるが、ずっと樹林帯の中なので気にならない。寒波に備えて、いつもより厚手のミッドを着てきたので汗が吹きだす。Y澤さんからどんどん遅れる。慌ててミッドも脱いだ。
赤岳鉱泉に到着すると、テン場は前回より空いていた。やはりこの寒波で山行を諦めた人が多いのだろう。周りを見るとアイス装備の人が多い。テントを設営して一休み。初日はY澤さんのリクエストに応えて大同心ルンゼへ向かう事にした。

テン場からすぐの沢を30分ほど詰めていくと、目の前に大きな滝が現われた。先行パーティが既に登っている。トップロープになっているので、我々よりずっと前に来て、一度登りきっているのだろう。
登っている人を避けて、滝の左側から登ることにする。Y澤さんは、プロテクションを最初に1本、傾斜が変化する所で1本取っただけで、上のテラスまで、さも簡単そうに登った。
私はフォローで登ったが、出出しが2、3mだけとはいえバーチカルで結構苦労して越えた。雪が着いた緩い斜面の後はまた垂直。なんとか登れたが、疲労感がどっと出てきた。
私がセルフを取っている時、先行パーティのロープが凍りついてしまったようで、いくら引っぱっても動かなくなってしまっていた。我々が終了点まで行ったら、ロープ、スリングなどを落してくれと頼まれた。
テラスから5mくらいで終了点なのだが、完全なバーチカルで、Y澤さんも疲れが出てきたのか、かなり細かくスクリューを打ち、休み休み登っていった。
Y澤さんが上に出て、彼等の道具を外し、ロープを落すと、彼等はそれを片づけて下山していった。
私は腕が疲れてしまっていて、時間もないので、2ピッチ目は登らない事にして、懸垂2回で下に降りた。

急いで沢を下り、暗くなる前にテントに戻れた。装備を解いて食事の支度。Y澤さん食当のキムチ鍋をいただく。
シュラフに入って眠りにつくが、夜中中、びゅうびゅうと風が唸る音がしていた。ただ、テントはたまに揺さぶられるものの、すごい風の音の割にはテントがバタつくことはなかった。雪も降っていたようだ。
翌日、5時起床で、アルファ米と豚汁の朝食をいただく。8時にジョウゴ沢の予定なので、そう慌てて準備する事もなかろう、とゆっくりしていたら、7時すぎにお二人はテントに到着してしまった。
とにかくこの日は風と雪がすごくて、アイスは谷間だから大丈夫だろうと思っていたのだが、とんでもなかった。しっかり着込んできたので、歩いたり動いている内はいいのだが、順番を待っているのがとても辛かった。
ーーー 翌日の行動についてはMさんの報告をお読みください ーーー
