2020_1122 白山偵察山行~加賀禅定道(長倉避難小屋まで)~

勤労感謝の日の連休は、室堂での初滑りを予定していたが、雪不足のため延期に。
せっかくの連休なので、年末年始に予定している白山・加賀禅定道の下見と食料・燃料のデポ、ついでに歩荷訓練も兼ねて単独で行ってきました。

  • 山行名‥‥白山偵察山行
  • 山域‥‥白山北面
  • 期間‥‥2020年11月22、23日
  • 参加者‥‥山本て
日程
  • 11/22(日)‥‥岡崎自宅(0445) === 岡崎IC(0450) === 白鳥IC(0640) === 新岩間温泉PKG(0820,0840)<自転車> =c= 檜新宮登山口(0856,0900) — 檜新宮のお社(1135,1155)<水場を探す> — しかり場分岐(1210) — 口長倉(1306) — 奥長倉避難小屋(1402)<泊>
  • 11/23(月)‥‥避難小屋(0730,0830) — 口長倉(0930) — 檜新宮お社(1030,1044) — 御仏供水(水場)(1058) — 檜新宮登山口(1230,1240)<自転車で> =c= 新岩間温泉PKG(1315,1330) === 天領(温泉)(1400,1430) === 道の駅瀬女(1440,1500) === 白鳥IC(1700) === 岡崎IC(1915) === 自宅(1920)
日誌

ちょっと寝坊し、慌てて自転車と荷物を積みこんで出発。
岡崎ICに乗って白鳥ICで降りる。九頭竜湖沿いの国道はやはり空いている。今、中部縦貫道の建設工事が進んでいるらしい。建設中のトンネルや橋脚を見ながら走る。
大野市から勝山、白山市を通るが実に快調。信号も車もお店も少ないので快適に走れる。
一里野スキー場を越えると白山ホワイトロードのゲートがあり、そこから脇道に入ると、道は一気に狭く険しくなる。落石に注意しながら新岩間温泉へ向かう。

温泉宿はもう冬モードらしく固く戸締りされており、トイレも閉鎖されている。他に車が3台ほど停車してあった。誰もいない中、準備をして自転車に跨り、下り坂を漕ぎ出した…と思ったら車に鍵をかけなかった事を思い出し引き返す。
ほとんど下りだったので10分程度で檜新宮参道登山口に着く。自転車をポールに固定して歩き始める。いきなり急登で汗が吹き出す。デポ用の荷物もあって、軽量化はしてきたつもりでも落葉で滑る急坂は疲れる。歩き出して熊鈴を持っていない、しかも単独だという事を思い出し、スマホで音楽を鳴らすことにするが、バッテリーの事を考えてラジオに変更。電波の入りは悪いが無いよりマシと思い、鳴らしっぱなしで歩くことにする。
標高1290mくらいで雪がちらほら見えだす。おそらく11月初旬に降った雪だと思われるが、日陰には1、2センチ積っており、先が不安になる。
分岐手前のお社に到着。ここに水場があるので炊事用の水はここで汲む予定だったのだが、あちこち藪に分け入ってみても水場が見つからない。悩んだ末、雪があるし、テルモスに500ccほど水があるのでなんとかなると思い、水場は諦めて先に進む。
分岐から先は稜線沿いに進む。狭い箇所もあるが、切り立った崖の上ではないので、雪が積ってもなんとかなりそう。ただ、テントを張れそうな広い場所はなかった。道を塞ぐようにして張ればなんとかなりそう。
予定より1時間以上早く小屋に到着。風が出てきて、天気予報も夕方から雨だと言っていたので、小屋に着いて一安心。あまり大きな小屋ではないが、中は綺麗でトイレもある。一階は雨戸が閉められ真っ暗なので二階に荷物を上げる。デポ用のダンボール箱は棚の上に置いておいた。
小屋の脇にバケツがあり、水と雪が溜っていた。あまり綺麗ではなかったが、雪を解かす手間を考えて、この水を炊事用にすることにした。ウェットティッシュで漉してコンロにかける。3時過ぎに夕食を始め、5時前にはシュラフに入って横になる。夜になって雨が降り出し風を出てくる。台風なみの雨風で、戸がガタガタうるさくてなかなか眠れなかった。

眠れなかったせいか、目が覚めたら7時半だった。雪があったのでここから先に行くのはやめようかと悩んでいたが、これですっかり諦めがついた。お湯を沸かしてスープとパンで朝食にして、8時半に出発。
大雨のせいで雪はすっかりなくなっていた。ぬかるんだ道を下る。荷物が減って楽になったが、濡れた地面で数回転んだ。しかり場分岐を過ぎ、お社を通り過ぎた所で見覚えのない場所に出た。すると水場で行き止まりになった。GPSで確認すると明らかに道から外れている。汲みにくい水場だったが水を補給し、来た道を戻ると、お社から20~30mほど下の分岐に戻った。行きにはまったく気がつかなかった。ヤマケイの地図とは違っているし、水場の石碑に平成29年とあったので、新しく開拓した(?)水場だったのかもしれない。情報収集をもっとすべきだった。下の軌跡では水場までの登り下りでルートが違っているが、北側はたぶん軌跡が間違っている。

12時半に自転車を置いた所まで下山。自転車に乗って駐車場へ戻る。本当なら帰りにピックアップする予定だったのに、登り坂を漕いで戻るのは疲れる。最後は押して駐車場に到着。道具を片付けながら、新岩間温泉への道を確認しに行くと、崩落のため通行止めと書いてあった。これも調査不足だった。
自転車とザックを荷台に積み、すぐ下のスキー場の隣りの温泉へ立ち寄る。道の駅瀬女で食事をし、あとは岡崎までノンストップで帰った。

感想

水場を見つけられなかったり、新岩間温泉への通行止めを知らなかったり、急に立てた計画とはいえ、情報収集が不足してたのは反省したい。
単独で避難小屋泊まりの山行は初めてだったが、やはりソロじゃ寂しいなあ、と感じた。
日頃自転車に乗ってないので、短時間で尻が痛くなってしまった。たまには乗らないと…




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