夏合宿 クリクリ隊 投稿者: iwana2016/08/012020/05/07活動報告 土日で明神南西稜に行って来ました。テントポールを車に忘れるアクシデントの為、 5峰直下の天場ではフライシートタープで過ごしましたが、 天候にも恵まれ、タープから頭を出しての夜景も堪能でき快適な一夜に成りました。 翌日は、明神の岩峰帯を4回の懸垂下降を交えて前穂高まで縦走し、重太郎新道を下山しました。 南西稜に入ってから前穂高までは我々だけの貸切穂高を満喫出来、満足!満足!
【簡単な報告】 岡崎を0500発。伊奈で高速を降りて下道を走って0910沢渡PKGへ。 タクシーで上高地着いたのは0955。岳沢登山口から入り、(7)の標識のある南西尾根取付に1100着。そこからは樹林帯の中の踏み跡をひたすら登る。前日の雨のせいで、地面や葉っぱが濡れており、自身の汗もあって全身びしょ濡れに。 やっと樹林帯を抜けて視界が開けた1400頃、雨が降り出してきたのでフライを被って30分ほど待つ。 雨が止んだのを見て再出発。1600にP5手前の台地は着く。2、30センチ大の石が敷き詰められた緩傾斜面で、いくつかテント跡がある。最初に見つけた跡がそれりに大きかったので、そこをテン場とする。テントポールが無いので、ピナクルに50mロープを結び、それを張り綱にしてフライをタープのようにセットした。天気がいいので、そのまま外で酒宴開始。食事を済ませると、皆が眠いと言い出したので宴会もそこそこに寝袋へ。星が綺麗だったらしいが、私は眠気が勝って、一度もフライから顔を出さずに眠ってしまった。 翌日は0400起床。0540にTSを出発。天気は晴れで風もなく、稜線歩きだったので、どちらを見てもすばらしい景色。穂高の稜線が間近に見える。0615にP5に到着。木製シャフトのピッケルが刺してあった。 稜線にも踏み跡はあり、ガレ場の上り下りで落石に気をつかいながら歩く。途中、岳沢に降りる踏み跡に誘いこまれた。P3を巻き気味に通過すると、急に切れ落ちた箇所に出る。捨て縄がいくつも巻かれた岩があり、そこで懸垂下降。15mほど。K君にセットをやってもらう。慣れてない二人はかなり緊張していたようだ。降りるとP2の岩壁が目の前にあり大迫力。一見、登攀要素がありそうに見えるが、階段状になった部分があり、傾斜はきついが普通に登れる。P2を越えるとまた懸垂。降りると主峰が目の前に聳え立つ。 急なガレ場を登って遂に明神岳山頂に着く(0900)。一般道ではないので、山頂には何もない。記念写真を撮り、東稜を見学した後、前穂に続く尾根を進む。ルートが急な下りになり、またも捨て縄が。下を見るとコルまで25m以上ありそう。クライムダウンできそうではあるが、危険なので懸垂下降の準備をする。恐らくピッチを切れるようになってるから、支点を見逃さないようK君に伝えて先に降りてもらう。15mほど下った所に支点があったようで、そこで一旦切る。5名も支点近くにいると大変だが、場所をやりくりして再度懸垂下降。下降を終え、前穂への急登にかかる。一般ルートの登山者の姿が見えだす。長い登りを終え、1145に前穂高岳到着。 ギア類を片付けて下りにかかる。重太郎新道は急なガレで、苦労しながら岳沢小屋へ1400着。すると小屋前にSさんがいてびっくり。せっかくなので皆一緒に下山することにする。人数が増えて休憩時間が長くなってしまい、上高地BTに1630着。 せせらぎの湯で風呂と夕飯を済ませ、岡崎に2300頃到着、解散した。 ログインして返信する
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【簡単な報告】
岡崎を0500発。伊奈で高速を降りて下道を走って0910沢渡PKGへ。
タクシーで上高地着いたのは0955。岳沢登山口から入り、(7)の標識のある南西尾根取付に1100着。そこからは樹林帯の中の踏み跡をひたすら登る。前日の雨のせいで、地面や葉っぱが濡れており、自身の汗もあって全身びしょ濡れに。
やっと樹林帯を抜けて視界が開けた1400頃、雨が降り出してきたのでフライを被って30分ほど待つ。
雨が止んだのを見て再出発。1600にP5手前の台地は着く。2、30センチ大の石が敷き詰められた緩傾斜面で、いくつかテント跡がある。最初に見つけた跡がそれりに大きかったので、そこをテン場とする。テントポールが無いので、ピナクルに50mロープを結び、それを張り綱にしてフライをタープのようにセットした。天気がいいので、そのまま外で酒宴開始。食事を済ませると、皆が眠いと言い出したので宴会もそこそこに寝袋へ。星が綺麗だったらしいが、私は眠気が勝って、一度もフライから顔を出さずに眠ってしまった。
翌日は0400起床。0540にTSを出発。天気は晴れで風もなく、稜線歩きだったので、どちらを見てもすばらしい景色。穂高の稜線が間近に見える。0615にP5に到着。木製シャフトのピッケルが刺してあった。
稜線にも踏み跡はあり、ガレ場の上り下りで落石に気をつかいながら歩く。途中、岳沢に降りる踏み跡に誘いこまれた。P3を巻き気味に通過すると、急に切れ落ちた箇所に出る。捨て縄がいくつも巻かれた岩があり、そこで懸垂下降。15mほど。K君にセットをやってもらう。慣れてない二人はかなり緊張していたようだ。降りるとP2の岩壁が目の前にあり大迫力。一見、登攀要素がありそうに見えるが、階段状になった部分があり、傾斜はきついが普通に登れる。P2を越えるとまた懸垂。降りると主峰が目の前に聳え立つ。
急なガレ場を登って遂に明神岳山頂に着く(0900)。一般道ではないので、山頂には何もない。記念写真を撮り、東稜を見学した後、前穂に続く尾根を進む。ルートが急な下りになり、またも捨て縄が。下を見るとコルまで25m以上ありそう。クライムダウンできそうではあるが、危険なので懸垂下降の準備をする。恐らくピッチを切れるようになってるから、支点を見逃さないようK君に伝えて先に降りてもらう。15mほど下った所に支点があったようで、そこで一旦切る。5名も支点近くにいると大変だが、場所をやりくりして再度懸垂下降。下降を終え、前穂への急登にかかる。一般ルートの登山者の姿が見えだす。長い登りを終え、1145に前穂高岳到着。
ギア類を片付けて下りにかかる。重太郎新道は急なガレで、苦労しながら岳沢小屋へ1400着。すると小屋前にSさんがいてびっくり。せっかくなので皆一緒に下山することにする。人数が増えて休憩時間が長くなってしまい、上高地BTに1630着。
せせらぎの湯で風呂と夕飯を済ませ、岡崎に2300頃到着、解散した。