230523-29_九州(九重連山・祖母山・阿蘇山・普賢岳)

日時2023.5.23-29
山域九州
参加者西田恵

日程・日誌

23日自宅(5:00)+熊本空港(8:30) =レンタカー = 長者原登山口P(11:50) -坊ガツルTS(14:15)〈テント設置デポ〉 - 平治岳(15:50) - 法華院温泉〈ビール買い出〉-坊ガツルTS(17:20) 泊
朝まで雨が降っていた様でヌルヌルの道は平坦でも気を使った。
平治岳の期待していたミヤマキリシマは咲く前でもあったが、シャクトリムシ被害も酷くて期待外れの茶色い山だった。
全面を山に囲まれただだっ広い坊ガツルTSは、風が抜けるので張る所を考えたが夜には風が止んで、ふかふかな床と夜通し鳴くカッコウの声が心地よくて過去一番快適な夜となった。
24日坊ガツルTS(3:55)-立中分かれ(4:35)-道迷い-立中分かれ(5:05)-立中山(5:45)-白口岳(6:55)-稲星山(7:25)-中岳(7:55)-久住山(8:40)-星生山(9:40)-諏蛾守越(11:00)-三俣山(11:55)-坊ガツルTS(14:10)-長者原登山口(16:10)=竹田温泉・花水月=祖母山神原登山口(21:00)泊
4時位になったら皆活動するだろうと思っていたがほとんどのテントがまだ無灯…。あまり人が居ない方に行くから少し不安だったが、見事に立中山への道は不明瞭で2度道をロストしてしまった。何本か同じ方向に進む道が多い山域だから気を付けてはいたのに、1本誤ったらまさかのUターンしていて我ながら情けなかった。
そんな事をしていたら立中山に着く頃にはすっかりと明るくなっていて、降りると法華院温泉山荘との分岐なので人が急に増えた。人が多ければ多いで嫌なんだから困ったものだ。(笑)
白口岳からは強風が始まり、稲星山は歩くのに気を使う爆風だった。帽子が飛ばない様に一日中ヘッデンを付けたまま過ごした。
ずっとシャクトリムシが付きまとったが、終始景色はとても良くてコンパクトな山々を上り下りするのはとても楽しかった。中岳や星生山の稜線は岩稜帯があり久しぶりに岩場を歩くとやはり緊張と相まってワクワクする。久住山や久住分かれ辺りは本当に人が多く人気の山なんだなぁと実感した。
そこから三俣山に向かうには広い盆地を歩くのだが、見上げると噴煙を上げる稜線がとにかくカッコよかった。
この日は法華院山荘で温泉に入り夕飯を食べてのんびりと過ごす予定だったが、食事提要は14時までだし、思っていたより早く進んでいるので気持ちが下山に傾いていた。
だから三俣山の北峰を辞めて早く降りて下山する事にした。明日からの予定を考えながら坊ガツルの前に出るヌルヌルの急坂を降りた。
祖母山の登山口に向かう前に竹田温泉に寄った。この辺りしか買い物は出来なかった。
神原登山口はトイレもある駐車場。テントを張って寝た。
25日神原登山口(4:20)-5合目小屋(4:55)-祖母山(7:10,7:30)-5合目小屋(9:00)-神原登山口(13:10)=高千穂峡(11:30,13:00)=仙酔峡温泉(14:30)・洗濯・買い出し=仙酔峡登山口(17:30)泊
今日こそはご来光を!と思ったが曇り予報なので辞めた。中途半端な時間に出発。登りは滝ルートは避けたかったのに時間に釣られて滝ルートで登ってしまった。滝に続く道へ進んでしまい、またルートロストしてしまった。無念…
急登もヌルヌルはあるものの予想よりは悪くなくて気温も低く登りやすかった。頂上は寒い位だった。途中4人組の女性パーティとすれ違った。9合目の避難小屋で泊まったそうだ。小屋は見てないけど宿代浮かすにはいい選択。
祖母山の頂上からは昨日行った九重連山と明日行く阿蘇山が見える。上空の雲は多いが景色はバッチリだった。
下山も滝見ルートで降りて写活を楽しんだ。とても静かでのんびりと過ごせて良かった。
高千穂峡は分かってはいたけど、崩落で通行止めが多く車道歩く事が多くて残念だった。それでも切り立った渓谷は深くて迫力が凄かった。
仙酔峡温泉はホテルのチェックイン前の時間帯だったからか、貸し切り状態でのんびりと入浴出来た。今日も登山口でテントを張って寝た。
26日仙酔峡登山口(4:40)-中岳(6:15)-阿蘇山(6:50)-仙酔峡登山口(8:35)=熊本城(11:00,13:00)=TheRanchボルダリングジム(13:20,16:30)=湯らっくす(16:50)泊
テントはアスファルトに置いてあるだけだし荷物は朝食程度。強風でテントが踊ってしまいあまり寝られなかった。2度寝をして遅めにスタート。
期待してなかったお日様も意外と出てくれて綺麗な景色を眺めたられた。火口東展望所も通行止めになっておらず行けることに。赤く染まった山肌がカッコいい。火口の中は恐竜時代を彷彿とさせる。色んな形の溶岩や堆積物があって不思議で仕方がない。
中岳辺りはガスと強風だったが久しぶりにしっかりとしたブロッケンが見れた。高岳では太陽が出て下山は暑い位だった。急な岩稜帯が続いたのでこっちを登りにすれば良かったと後悔した。
熊本城はスカイウォークがありなんだかなぁと思った。しかし城はさておきとにかく石垣が気になる。そしたら熊本城は石垣が凄いと知ってなるほどと思った。
TheRanchは辛いと有名なボルダリングジム。まさかの2段階ほど辛い。なんなら3段階かも。低グレードでもムーヴが必要なセットで楽しかった。
近くにあるサウナ押しの銭湯は仮眠室がある。楽しみにしていたので早々にジムを切り上げて向かったのが功を奏した。ラスト2つしか部屋が無かった。危ない危ない。サウナ押しなのにお風呂も充実していて、泥パックもあり寝たまま入れる電気風呂も。水風呂は立ったま入れるし打たせ水もある。そしてサウナは3種類。整い椅子も沢山。タオルやサウナマットやアメニティも充実。食事もメニュー豊富で仮眠室も寝やすかった。また熊本に行くならリピ決定。
27日湯らっくす(7:00)=熊本空港(8:30)=熊本城(10:50)=九商フェリー=とっとっと食堂(14:00)=仁田峠(14:50)+雲仙ロープウェイ(15:10)-妙見岳(15:15)-国見岳(15:35)-普賢岳(16:05)-仁田峠(16:45)-ゆやど雲仙新湯(17:55)泊
母と娘と合流。観光がてら一緒に雲仙ロープウェイに乗って妙見岳へ。2人はロープウェイで降りるので神社で直ぐに分かれた。
入山するには遅い時間だ。今回は久しぶりに息が上がるスピードで汗をかきながら登る事にした。直ぐにピンクに染まる国見岳が見えた。見頃のミヤマキリシマを見ることが出来た。
周回したい気持ちは抑えて普賢岳に行く。整備された登山道は歩きやすい。中学の頃噴火した雲仙普賢岳はどんなんだったのかは知らないけれど、何となく登れて良かったと思った。
快適な九州自然歩道を歩きながら、途中山道具ショップを見つけて散財して、車で降りた親たちと宿で合流した。ゆやど雲仙新湯は旅行支援を教えてくれたり部屋もランクアップしてくれたり、お湯も良かったし食事の味も量も丁度良くて、とても気持ちのいい時間を過ごすことが出来た。
28日ゆやど雲仙新湯(7:30)=県営常盤P(9:00)-べっ甲工芸館(9:40)-グラバー園(10:10,10:50)-オランダ坂(11:30)-中華街・三八ラーメン(12:00,12:30)-県営常盤P =平和公園(13:30,15:00)=長崎空港=フラッグス九十九島(17:20)泊
29日フラッグス九十九島(7:50) =俵ヶ浦半島 (8:00)=岳の棚田(8:50) =浜野浦の棚田 (10:20 = 鏡山展望台(12:00) =夫婦岩 (13:20) =レンタカー - 福岡空港(18:30)+自宅(22:00)

写真

坊ガツルテント場 全面が山に囲まれてフカフカな草地。トイレ・調理場・休憩所付で無料!

祖母山の頂上 
滝見ルートの滝。登山道から少し外れるが近くに行く価値アリ。
阿蘇山の中岳手前からの景色。向こうに見えるのは翌日シゲさん達が登った烏帽子
普賢岳の頂上からロープウェイ乗り場のある妙見岳方向を望む
観光で行った浜野浦の棚田。夕陽がいいみたい。

感想

元々ソロ山旅の予定だったが、ANAの格安チケットのタイミングが合ったので母と娘も合流する事になった。よって鹿児島方面は諦めた。それにしても7日間で傘をさしたのは2分程度を2回だけ。そんなジャストタイミングって凄すぎる。ありがたき。行きたかった所も雨の保険に用意してた所も行けて、ハプニング無く計画通りに進んだのは本当に良かった。

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